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生物有機化学特論

科目
生物有機化学特論
区分
資源生物学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
秋 月/34
単位数
2単位
担当者名
佐藤 幸治
授業の概要
 医薬,農薬などの薬物を作り出すためには、様々な薬物と薬物受容体の相互作用を分子レベルで理解しなければならない。本講では次の項目について講義する。
1.創薬化学概論
2.標的分子との相互作用
3.スクリーニング
4.リード化合物の最適化
5.ゲノム情報の創薬への利用
到達目標
創薬化学の基礎を理解し、医薬および農薬の分子設計への応用をはかる。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
生物有機化学特論序章
第2回目
創薬化学概論(1) 医薬品創生の歴史
第3回目
創薬化学概論(2) 医薬品創生の歴史
第4回目
標的分子との相互作用(1) ①医薬品開発の標的となる代表的な分子
第5回目
標的分子との相互作用(2) ②医薬品と標的生体分子の相互作用
第6回目
標的分子との相互作用(3) ③立体異性と生物活性
④医薬品の構造とアゴニスト活性,アンタゴニスト活性の関係
第7回目
スクリーニング(1) ①コンビナトリアルケミストリー
第8回目
スクリーニング(2)②スクリーニングに用いられる代表的なアッセイ法
第9回目
生物統計の基礎(1)①帰無仮説の概念
②おもな二群間の平均値の差の検定法
③おもな多群間の平均値の差の検定法
第10回目
生物統計の基礎(2)④最小二乗法による直線回帰
⑤おもな多変量解析の概要
第11回目
リード化合物の最適化(1)①定量的構造活性相関
第12回目
リード化合物の最適化(2)②生物学的等価体
第13回目
リード化合物の最適化(3)③薬物動態を考慮したドラッグデザイン
第14回目
ゲノム情報の創薬への利用(1)①バイオインフォマティクス
第15回目
ゲノム情報の創薬への利用(2)②遺伝子多型の解析

使用テキスト
プリント
参考文献
①長瀬 博,山本 尚:創薬~薬物分子設計のコツ~,エルゼビア・サイエンスミクス(2001)
②野崎正勝,長瀬 博:創薬化学,化学同人(1995)
③山川浩司,金岡祐一,岩澤義郎:メディシナルケミストリー 第5版,講談社サイエンティフィック(2004)
④長瀬 博:製薬科学~メディシナルケミストのためのエッセンス,テクノミック(2002)
⑤Camille G. Wermuth : The Practice of Medicinal Chemistry, ELSEVIER ACADEMIC PRESS(2003)
⑥日本薬学会編:医薬品の開発と生産,東京化学同人(2005)
⑦上村大輔・袖岡幹子著:生命科学への展開,岩波書店(2006)
成績評価方法
レポートおよび講義中のコミュニケーション

更新日:01/15/2008
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