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宿泊マネジメント研究

科目
宿泊マネジメント研究
区分
マネジメント専攻
授業コード
4350010
開講期
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
河野 正光
授業の概要
固定的な設備能力から最大な収益を生み出す手法であるイールド/レベニューマネジメントを中心に、ホテルの宿泊部門のマネジメントを研究する。イールド/レベニューマネジ
メントは、アメリカの航空業界で開発された手法であるが、今日ホテル経営においても必要不可欠な管理手法となってきている。この科目では、その手法について実例を基に研究
する。
到達目標
ホテルにおける宿泊部門の収益最大化のみならず、宴会・レストラン等の他部門との連携セールスによるホテル全体の収益最大化を図るための方法まで学ぶ。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
宿泊におけるイールド/レベニューマネジメント イールド/レベニューマネジメント(RM)研究の目的、発達の背景・歴史、思想・方針・文化としてのRM
第2回目
イールド/レベニューマネジメントが適用可能なビジネス 宿泊商品の特殊性、宿泊商品と航空業界との類似性の比較研究、RMが適用可能なビジネス
第3回目
イールド/レベニューマネジメントの基本原理 ホテル・旅館の客室収入最大化とコストコントロール、需要・供給、料金コントロール、ロストビジネス
第4回目
Rev Par管理とその最大化 Rev Par(Revenue Per Available Room)、ADR(Average Daily Rate)、Room Occupancyとの相関
第5回目
フォーキャスティング(1) 過去のデータ集積・分析、制限された需要と制限のない需要、フォーキャスティングに必要なデータ(「過去のデータ」「いつ予約されたか」)の把握、月別・曜日別予測、滞在期間予測、客層別予測、外的要因(イベントの有無、競合他社の動向など)の確認
第6回目
フォーキャスティング(2) ピックアップモデル(現在の予約数を把握し、それを基に未来の予約動向を予測)の研究
第7回目
フォーキャスティング(3) フォーキャストエラーの検証、総合的な需要予測に基づく料金設定、オーバーブッキング設定と検証
第8回目
イールド・マネジメント評価(1)No Control Revenue(NCR)、ActualRevenue(AR)、OptimalRevenue(OR)による評価
第9回目
イールド・マネジメント評価(2)5種類のレベニュー機会モデル(総収益機会、獲得された収益、実現されなかった収益機会、収益機会要因、収益最大化実現割合)
第10回目
ブッキング・コントロールと客室収入の最大化効果的な客室タイプ別セールス、セールス手順と
第11回目
インターネットによる効果的な客室販売手法料金コントロール・分析方法、商品差別化ルール、イールド可能部屋の拡大、今後の課題
第12回目
フロントセールスと客室収入の最大化当日セールスとセールストークの重要性、客室単価アップのためのセールス
第13回目
ホテル全体の収益最大化宿泊と他部門(宴会・レストラン)との連携販売、
第14回目
総合的事例研究RMの成功事例(フォーキャスティング、ブッキング・コントロール、プライス・コントロール)
第15回目
総括研究レポートの提出

使用テキスト
「Revenue Management」(オータパブリケーションズ)
参考文献
そのつど授業の中で示します。できる限り事例研究によって進めていきます。
成績評価方法
レポート、研究への取り組み状況、授業中の発言内容、授業参加度などで総合的に評価します。

更新日:01/18/2009
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