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会計学研究

科目
会計学研究
区分
マネジメント専攻
授業コード
4300001
開講期
曜日・時限
春 火/56
単位数
2単位
担当者名
大西 清彦
授業の概要
今日会計学は変貌しつつある。そこには大きく2つの原因がある。1つはグローバルに変化をつづける国際財務報告基準ならびにFASB基準書(アメリカ)の日本の会計基準に
対する影響であり、このことは会計基準の世界的なコンバージェンス(収斂)という形で進んでいる。もう1つはアカウンティングに近い分野であるファイナンスの強い影響(攻
撃?)であり、このことは発生主義をベースとした利益計算よりもキャッシュフローを重視するという思想となって現れている。本講義ではこうした状況を背景に、まず利益計算
とキャッシュフロー計算の違いを徹底的に理解することに重点をおく。その後財務分析、企業価値評価(DCF法)と内容を展開していく予定である。学部とは違うのでテキスト
は十分に読み込んであることを前提に演習問題を中心に講義を進めていく。なお、アカウンティングの基礎力に自信のない人は、テキストと併せて参考文献1を読むことをお奨め
する。
到達目標
キャッシュフロー計算(とくに利益計算との対比による)の基礎的な理解ならびにROEを中心とする財務分析の高度な理解を目指す。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
利益計算 貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の相互関係
第2回目
キャッシュフロー計算 現金主義会計と発生主義会計(利益計算とキャッシュフロー計算)
第3回目
キャッシュフロー計算 資金運用表、資金計算の歴史的理解
第4回目
キャッシュフロー計算 営業活動によるキャッシュフロー、フリーキャッシュフローの分析
第5回目
キャッシュフロー計算 キャッシュフロー計算書の構造
第6回目
キャッシュフロー計算 キャッシュフロー計算書の分析
第7回目
財務業績の評価 ROEについて
第8回目
財務業績の評価売上高当期利益率と総資産回転率
第9回目
財務業績の評価ROA、その他の回転率
第10回目
財務業績の評価財務レバレッジ、ガバレッジ・レシオ他
第11回目
財務業績の評価ROEの信頼性、PER、株価との関係
第12回目
財務業績の評価ROIC
第13回目
比率分析:事例研究ティンバーランド社のケース
第14回目
比率分析:事例研究ティンバーランド社のケース
第15回目
財務分析と企業価値評価DCF法について

使用テキスト
ロバート・C・ヒギンズ『新版ファイナンシャル・マネジメント』ダイヤモンド社、2002年。
参考文献
1.グロービスマネジメントインスティテュート『新版MBAアカウンティング』ダイヤモンド社、2004年。(アカウンティングの入門書として) 2.グロービスマネジメ
ントインスティテュート『MBAファイナンス』ダイヤモンド社、1999年。(ファイナンスの入門書として)  3.トム・コープランド他『企業価値評価―バリュエーショ
ン;価値創造の理論と実践』ダイヤモンド社、2002年。(企業価値評価論の定評あるテキスト、より発展的な学習のために)
成績評価方法
試験、授業中における発言内容、授業参加度

更新日:12/20/2007
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