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熱エネルギー特論

科目
熱エネルギー特論
区分
機械工学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
春 金/12
単位数
2単位
担当者名
落合 淳一
授業の概要
熱エネルギー工学は温度差および濃度差の結果として物体間に起こるエネルギー伝達を探究する科学であり,物質不滅の法則,ニュートンの力学の法則,エネルギー保存の法則の3つの基本原理から成り立っている。 熱エネルギー工学はエネルギ工学の分野においてきわめて重要な位置を占めるばかりでなく,機械工学,化学工学,原子力工学,宇宙工学,環境工学など広い応用分野を持っている。 特にエネルギーの技術開発に関連してますますその重要性を増している。熱エネルギー特論(副題:伝熱工学特論)では,基本原則の体系的概念の詳細な講義,エネルギー・環境分野への適用,宇宙・ナノテクノロジーなどフロンティア・先端分野への適用を紹介する。
到達目標
熱エネルギー特論(副題:伝熱工学特論)では,基本原則の体系的概念の詳細な把握,エネルギー・環境分野への適用概念の把握,宇宙・ナノテクノロジーなどフロンティア・先端分野への適用概念の把握を目標にする。 熱エネルギー工学の基礎と最新技術を学び,将来,熱エネルギー技術分野に進む人だけでなく工学の広い分野に進む人のためにも熱エネルギー工学の基礎・応用技術を理解してもらえるようにする。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
ガイダンス 講義概要、講義日程など
第2回目
熱伝導伝熱 定常熱伝導、非定常熱伝導など
第3回目
対流伝熱 強制対流熱伝達、自然対流熱伝達など
第4回目
熱放射伝熱 対流・熱放射複合熱伝達など
第5回目
相変化伝熱1 膜状凝縮熱伝達、滴状凝縮熱伝達など
第6回目
相変化伝熱2 蒸発・沸騰熱伝達、気液二相流など
第7回目
相変化伝熱3 融解・凝固熱伝達な
第8回目
物質移動1拡散法則、熱伝達・物質移動のアナロジなど
第9回目
物質移動2物質移動を伴う伝熱など
第10回目
伝熱促進1対流伝熱促進、フィン利用、ネジリテープ利用など
第11回目
伝熱促進2凝縮・蒸発伝熱促進など
第12回目
エネルギー・環境分野への適用1高効率エネルギ技術、省エネルギ・排熱回収技術、
エネルギ貯蔵技術(蓄熱技術)
第13回目
エネルギー・環境分野への適用2炭酸ガス排出低減技術など
第14回目
フロンティア・先端分野への適用1宇宙無重力場の伝熱・流動など
第15回目
フロンティア・先端分野への適用2半導体などの新材料・機能材料創成など

使用テキスト
特に無し
参考文献
甲藤好郎他編 『伝熱学特論』 養賢堂 1984年 第1版、 日本機械学会編 『伝熱工学資料』 日本機械学会 1986年 第4版、 日本機械学会『日本機械学会論文集 熱工学』日本機械学会1990-2006年4版、その他適宜紹介
成績評価方法
期末レポート評価を中心に、講義中の小課題、出席状況を勘案の上、評価する。

更新日:01/17/2009
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