検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

水素エネルギー

科目
水素エネルギー
区分
機械工学専攻
授業コード
開講期
曜日・時限
秋 木/12
単位数
2単位
担当者名
高橋 克巳
授業の概要
 地球温暖化,二酸化炭素増加などの環境問題から水素エネルギーが重要視されている。水素エネルギーは,利用時に水しか発生せず,二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギーである。水素エネルギー導入の意義,水素および水素エネルギーとそのシステム,および水素エネルギーの社会に及ぼす影響などについて解説する。 水素エネルギーシステムは,水素生成,水素輸送・貯蔵,および水素利用から成る。水素生成や輸送・貯蔵時に二酸化炭素が発生する場合があるため,システム全体として捉えることが重要であることや,水素利用ではキー技術の燃料電池について,原理,種類,構成,特徴,実際の稼働状況などについて説明する。 水素エネルギー社会が将来実現した場合,工学のみならず,社会・経済に大きな変革をもたらす可能性がある。水素エネルギー社会における必要な考え方や工学の基礎的技術を理解してもらえるようにする。
到達目標
水素エネルギーの社会的必要性と、水素システム(製造、貯蔵、利用)の内容を理解する。次に、水素利用の中で、特に燃料電池の技術的内容を把握する。さらに、世界の各国の動向、ビジネス動向を理解する。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
ガイダンス(水素とは) 講義の紹介
第2回目
水素社会の必要性・意義(水素運動) 水素エネルギーの背景・理由
第3回目
水素経済 水素経済の必要性について
第4回目
水素エネルギー・システム 水素エネンルギーを用いる社会システム
第5回目
三要素(Ⅰ)水素の製造・精製 製造・貯蔵・利用の三要素の「製造」について
第6回目
三要素(Ⅱ)水素の貯蔵・輸送 製造・貯蔵・利用の三要素の「貯蔵」について
第7回目
三要素(Ⅲ)水素の利用
①燃料電池の基礎 
三要素「利用」の中で燃料電池の基礎
第8回目
三要素(Ⅲ)水素の利用
②種々の燃料電池システム
各種燃焼電池の比較
第9回目
三要素(Ⅲ)水素の利用
③水素内燃機関
水素を利用したエンジンの概容について
第10回目
三要素(Ⅲ)水素の利用
④工業的利用、他
水素を利用する工業プロセスについて
第11回目
各国の動き ①日本、アイルランド水素エネルギーへの世界展開(1)
第12回目
各国の動き ②米国、欧州水素エネルギーへの世界展開(2)
第13回目
燃料システムの比較・安全性各種エネルギーの比較
第14回目
水素エネルギービジネス水素エネルギーが社会に及ぼす影響
第15回目
水素社会移行への課題水素社会になるのか? なるための課題

使用テキスト
特に無し
参考文献
◆水素エネルギー最前線(工業調査会) ◆燃料電池の技術(オーム社)
成績評価方法
出席と試験結果から評価する。

更新日:01/14/2008
検索トップページ担当別50音一覧