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脳科学と社会

科目
脳科学と社会
区分
教育学専攻
授業コード
4410025
開講期
曜日・時限
秋 水 56
単位数
2単位
担当者名
松元 健二
授業の概要
ここ数十年で脳科学は目覚ましい発展を遂げ、ヒトの脳のはたらきを直接に研究することができるようになってきた。その結果、脳科学は、生物としてのヒトの行動だけでなく、社会に生きる人間の心をも解明しようとしている。たとえば私たちの意思決定は、他者を意識することにより、大きく左右される。このような社会的場面特有の脳のはたらきは、非社会的場面における脳のはたらきとどう異なっているのかについての理解を深める。
到達目標
社会の中での脳がどのようにはたらいているのかをイメージできるようにし、脳のはたらき方を意識した教育ができるようなること。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
脳の基本 脳はどのような構造をしており、どのように働いているかを理解する
第2回目
感覚 五感が脳内でどのようにつくられているかを理解する
第3回目
運動 脳がどのように体を動かしているかを理解する
第4回目
学習 脳がものごとを学習する際には何が起こっているかを理解する
第5回目
感情 感情がどのように脳でわき起こってくるのかを理解する
第6回目
意思決定 不確実な状況下や葛藤が生じたときに、脳が一つの行動を決定するメカニズムを理解する
第7回目
ゲーム理論 ゲーム理論とそれに基づく脳研究について理解する
第8回目
目標指向行動試行錯誤を繰り返しながら目標を達成する過程に脳はどう関わるかを理解する
第9回目
言語的コミュニケーション言葉を聞いたり話したりするときの脳内過程を理解する
第10回目
非言語的コミュニケーション表情やボディランゲージの脳内過程について理解する
第11回目
心の理論他者の心を推測し、自分の心と区別する脳内過程について理解する
第12回目
自閉症自閉症と脳との関係について考察する
第13回目
うつ病社会問題化しているうつ病と脳との関係について考察する
第14回目
倫理と脳社会生活に必要な倫理を脳はどのように作り出しているかについて理解、考察する
第15回目
社会における脳科学脳科学をどう扱うべきかについて考察する

使用テキスト
特に指定しない
参考文献
随時紹介する
成績評価方法
出席+発言+レポート

更新日:
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