授業計画 | テーマ | 内容 |
第1回目 | 人間形成と経験 | 人間形成において経験とはいかなる意味を有するのか。現代の教育哲学から、この問題にアプローチする。 |
第2回目 | 身体的経験とバーチャルな経験 | 他者と関わり合い、事物を操作するという身体的経験と、記号やメディアによって構築された世界を知る経験の違いは何か。 |
第3回目 | 身体的経験と他者 | 思うようにならない、自己の外部に生きる他者と関わり合うことの意味 |
第4回目 | 身体的経験と事物 | リアリティ(reality)の成立根拠を考える |
第5回目 | 身体的経験と言語 | ある出来事を「経験」として意味づける言語=制度を考える |
第6回目 | A.ゲーレンにおける経験 | 制度化された世界における負担軽減機能としての経験 |
第7回目 | E.フッサールにおける経験 | 言語化=制度化される以前の純粋経験 |
第8回目 | M.ハイデガーにおける経験 | 制度によって隠されていた存在が顕わになる経験 |
第9回目 | 〈異界への旅〉としての経験 | 社会的、制度的に構築された「この現実」の彼方にある「もう一つの現実」を開く経験 |
第10回目 | 経験と体験 | 「経験」と「体験」の意味の違いを考察する。 |
第11回目 | 新しい世界との出会い | 他者、異文化、異世界と出会うことの人間形成的意味を考える。 |
第12回目 | 経験のメタモルフォーゼ | 人が、様々な意味での外部と出会う経験を通して、自己変成を遂げていくプロセスを解読する。 |
第13回目 | 子どもの自己形成空間 | 子どもの成長にとって重要な経験世界とは何かを考える。 |
第14回目 | 経験の空間としての学校 | 子どもが、文化、他者、未知の世界と出会い、かかわり合う「経験の空間」として、学校を捉え直す。 |
第15回目 | まとめ | |