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古代哲学特殊研究

科目
古代哲学特殊研究
区分
哲学専攻
授業コード
4050001
開講期
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
納富 信留
授業の概要
初期ギリシア哲学の研究:タレス、ヘラクレイトス、パルメニデス、エンペドクレス、原子論者などの初期ギリシア哲学者について、残された証言や著作断片を検討しながら、世界や人間の捉え方について議論する
到達目標
西洋古代哲学について基本的な枠組みや研究の手法を学ぶ。近現代の哲学を学ぶ学生にも、その背景となる諸問題を理解する手助けとなる。古代ギリシアの哲学者たちの学説は、必ずしも完全な著作の形で伝わった訳ではないので、そいういった資料の扱いを手ほどきしながら、そこに込められた根本的な哲学問題を考える訓練を行う。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
イントロダクション 古代哲学の全体像、資料の問題について説明;授業の進め方について相談
第2回目
神話から哲学へ ヘシオドスら詩人の伝統
第3回目
ミレトス学派 タレス、アナクシマンドロス、アナクシメネス
第4回目
クセノファネス クセノファネスの「神」概念、懐疑論
第5回目
ヘラクレイトス(1) ヘラクレイトスの手法
第6回目
ヘラクレイトス(2) ヘラクレイトスの宇宙論、ロゴス論
第7回目
ピュタゴラス派 ピュタゴラス派の意義について、ピロラオス
第8回目
パルメニデス(1)パルメニデスの詩について
第9回目
パルメニデス(2)一元論
第10回目
エレア派ゼノンのパラドクス、メリッソス
第11回目
エンペドクレス(1)エンペドクレスの宇宙論
第12回目
エンペドクレス(2)エンペドクレスの魂論
第13回目
アナクサゴラス、ディオゲネス後期自然哲学の展開
第14回目
原子論者レウキッポス、デモクリトス
第15回目
まとめ初期ギリシア哲学とは何か;プラトン、アリストテレスの哲学へ

使用テキスト
カーク・レイヴン・スコフィールド『ソクラテス以前の哲学者たち(第2版)』(京都大学学術出版会)
参考文献
広川洋一『ソクラテス以前の哲学者』(講談社学術文庫)が優れた入門書。個別の哲学者や関連トピックについての文献は、授業時に紹介する
成績評価方法
授業参加、学期末のレポート

更新日:02/06/2009
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