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英語教育特殊研究

科目
英語教育特殊研究
区分
英文学専攻
授業コード
4020009
開講期
曜日・時限
春 集中講義
単位数
2単位
担当者名
日臺 滋之
授業の概要
 本講座では、日本人中学生の学習者コーパスを扱い、学習指導要領の「文法事項」からいくつかの項目を絞って、学習者がどのように文法項目を習得していくのか、その3年間の習得過程を追いたい。習得過程を追うために、学習者コーパスの構築、分析、コーパスツールの扱い方を学ぶ。また、先行文献を読み、第二言語習得過程について理解を深めたい。
到達目標
・学習者コーパスの構築、分析、コーパスツールの操作を学び、必要に応じて活用することができる。
・先行文献を読み、第二言語習得過程について理解を深める。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
1.オリエンテーション
 学習者コーパスとは
・英語による自己紹介。授業概要の説明。
・学習者コーパスの構築、タグ付与。
・学習者コーパス、コーパスツールのインストール。
第2回目
2.コーパスツールの操作
2.1 コーパスツールの操作1
・学習者コーパスを使い、Word Listの作成、結合等の実習。
第3回目
2.2 コーパスツールの操作2 ・学習者コーパスを使い、Concordance、正規表現の実習。
第4回目
2.3 コーパスツールの操作3 ・学習者コーパスを使い、Word Clustersの実習。
第5回目
2.4 コーパスツールの操作4 ・学習者コーパスを使い、Collocatesの実習。
第6回目
3.分析手法を学ぶ
3.1 形容詞の習得過程を追う
・「第7章 形容詞の発達」の分析手法をもとに、学習者コーパスを対象に分析する。
第7回目
3.2 形容詞の習得過程を追う ・「第7章 形容詞の発達」の分析手法をもとに、学習者コーパスを対象に分析する。
第8回目
4.JEFLL Corpusの活用・JEFLL Corpusについての知識とその操作を学ぶ。
第9回目
5.発表に向けて
5.1 研究する文法項目の決定
・学習指導要領または先行文献から興味ある文法項目について選択する。
第10回目
5.2 プレゼンテーションへの準備・「今まで何がわかっているか」文献研究を通して知る。
第11回目
5.3 プレゼンテーションへの準備・「調べたいことは何か」(Research questions)を決定する。
第12回目
5.4 調査・調査結果のまとめ。
第13回目
6.プレゼンテーション1・プレゼンテーションとディスカッション
第14回目
6.プレゼンテーション2・プレゼンテーションとディスカッション
第15回目
5.総括・英語科重要用語の総括
 授業で扱った英語科重要用語の振り返りテスト

使用テキスト
・『日本人中高生一万人の英語コーパス JEFLL Corpus』(小学館)
参考文献
・Granger, S. (1998) Learner English on Computer. Longman
 その他、必要に応じて指示する。
成績評価方法
プレゼンテーション、課題提出、用語についての筆記試験

更新日:02/11/2009
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