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哲学的人間学研究

科目
哲学的人間学研究
区分
哲学専攻
授業コード
4050002
開講期
曜日・時限
秋 火/78
単位数
2単位
担当者名
太田 明
授業の概要
ハンス・ヨナスの著作『生命の哲学』をもとに、西欧近代の世界観・人間観とその諸問題を検討する.とりわけ、自由と責任という倫理学的問題を生命論の観点から考える.ほぼテキストの章立てに沿って進め、大きなテーマ毎に中間まとめを行う.
到達目標
・西欧近代の世界観・人間観の特徴を理解し、哲学的人間学のテーマを説明できるようになる.
・自由と責任という倫理学的主題を理解し、説明できようになる.
授業計画
テーマ
内容
第1回目
オリエンテーション ハンス・ヨナスについての概説
第2回目
哲学的問題としての生命 汎生命論と汎機械論
第3回目
因果性の問題 身体を持つ主体の能動的経身体を持験(力の経験)
第4回目
ダーウィニズムの問題 ダーウィニズムとその逆説的帰結
第5回目
システムとしての生命 生命の意味は自己保存か?
第6回目
中間まとめ(1) 第1回から第5回までの中間まとめ
第7回目
物質交代と同一性 有機体の中の「自由」
第8回目
動物の魂「自由」の動物的段階
第9回目
サイバネティックスの問題サイバネティックスの目的概念
第10回目
中間まとめ(2)第7回から第9回までの中間まとめ
第11回目
人間の図像化能力(1)人間の視覚能力の意味
第12回目
人間の図像化能力(2)「自由」の人間的段階
第13回目
テクノロジーの問題理論知と実践知との関係
第14回目
責任という原理人間の自由と責任
第15回目
まとめ第1回から第14回までのまとめ

使用テキスト
ハンス・ヨナス『生命の哲学』、法政大学出版局、2008
参考文献
ハンス・ヨナス『責任という原理』、東信堂、2000
その他、授業時に随時指示する.
成績評価方法
参加度、理解度、レポートによって総合的に評価する.

更新日:
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