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英語授業論研究

科目
英語授業論研究
区分
英文学専攻
授業コード
4060003
開講期
曜日・時限
秋 水/56
単位数
2単位
担当者名
日臺 滋之
授業の概要
 本講座では、実際の授業をビデオで視聴し、授業構成と授業を構成する題材、言語材料についてその役割を知る。また、授業の背景となる教科書や学習指導要領についても言及する。実際に言語材料を導入する実習を通して教材について理解を深める。
 最近、British National Corpusに代表する英語母語話者のコーパス情報を活用した教材が見受けられるが、学習者コーパスに焦点を当て、コーパスツールを駆使し、実際に教材を創作する。あわせて第二言語習得過程についても言及したい。
到達目標
・理論に裏づけられた創造的な教育実践の芽を培うとともに教育実践に向けたトレーニングも行い、実践力を高める。
・教科書教材、学習者コーパスを用いて実践に耐える教材化の技能を身につける。
・小中高の英語教師として授業で必要な英語の運用能力を身につける。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
オリエンテーション
1.授業の構成とは
1.1 授業観察
・英語による自己紹介。
・授業概要の説明。
 授業の最初のWhat’s new?を準備する。
 課題として、毎日英文日記をつける。
・VTRによる授業視聴、Teaching Plan
第2回目
1.2 授業構成 ・コミュニケーション能力の基礎・基本を重視した1時間の授業構成
・Warm-upで役立つ教材、導入、展開等
第3回目
1.3 授業構成―コミュニケーション能力を試す活動を重視した授業 ・様々な言語活動と指導方法
第4回目
1.4 授業構成―文法事項の導入 ・帰納法に拠る文法指導、演繹法による文法指導
教育実践課題:文法事項のpresentation
第5回目
2.学習指導要領と検定教科書
2.1 学習指導要領について
・学習指導要領の変遷(語彙制限の変遷等)
第6回目
2.2 検定教科書と学習指導要領との関連性 ・「題材」と「言語材料」の視点から
第7回目
3.英語教育へのコーパスの活用
3.1 教科書コーパスの構築とコーパスツールを用いた分析
・data-driven learningの文献研究
・コーパスツールについての知識とその操作
第8回目
・コーパスツールについての知識とその操作
教育実践課題:教科書コーパスを用いた教材作成
第9回目
3.2 検定教科書支援教材としての「学習者コーパス」・コミュニケーション能力の育成と語彙指導
・学習者コーパスの構築
第10回目
3.3 学習者コーパスの教材化1・コーパスツールについての知識とその操作
第11回目
3.4 学習者コーパスの教材化2・コーパスツールについての知識とその操作
教育実践課題:コーパスを用いた教材作成
第12回目
3.5 学習者コーパスの教材化3・特徴語彙についての文献研究
・コーパスツールによる実践的な特徴語彙の抽出
第13回目
3.6 学習者コーパスの教材化4・日英パラレルコーパスについての文献研究
・日英パラレルコーパスを用いた実践的な教材作成
教育実践課題:日英パラレルコーパスを用いた教材作成
第14回目
4.理論と実践先行研究に裏づけられた授業実践例
・文献研究
・Task repetitionについて
第15回目
5.総括・英語科重要用語の総括
 英語科重要用語の振り返りテスト

使用テキスト
プリント教材
高橋貞雄他.2005.New Crown English Series 1, 2, 3.三省堂.
その他、必要に応じて指示する。
参考文献
  Granger, S. (1998) Learner English on Computer. Longman
 Jack C. Richards, Richard Schmidt.2002.Longman Dictionary of Language Teaching & Applied Linguistics.Longman
 『英語力はどのように伸びてゆくかー中学生の英語習得過程を追う』(大修館書店)
 『日本人中高生一万人の英語コーパス JEFLL Corpus』(小学館)
 その他、必要に応じて指示する。
成績評価方法
プレゼンテーション、課題提出、用語についての筆記試験

更新日:01/18/2009
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