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哲学研究

科目
哲学研究
区分
哲学専攻
授業コード
4010001
開講期
曜日・時限
春 火/56春 金/56
単位数
4単位
担当者名
長谷川 洋二、山口 修二
授業の概要
講義前半では想像力の問題について取り上げる。想像力は西欧で生まれた「哲学」では古来より人間にとってあまり重要な能力とはみなされなかったばかりか、危険な能力とすら考えられてもきたが、近年では近代の理性批判の文脈において再検討されてもいる。ゴットフリート・ベームらによって編纂されたBild und Textシリーズ(Wilhelm Fink刊)から文献を選んで、想像力の問題について考える。
後半ではカントの時間論を取り上げる。カントのテキストを分析しながら、カントの時間理解の本質を理解することを目指す。
到達目標
文献の正確な読解を通して、内容とテーマに関する諸問題について自分のことばで説明することができる。
授業計画
テーマ
内容
第1回目
オリエンテーション 講義の目標、進行方法、評価について
第2回目
講読 1 報告と議論
第3回目
講読 2 報告と議論
第4回目
講読 3 報告と議論
第5回目
講読 4 報告と議論
第6回目
講読 5 報告と議論
第7回目
講読 6 報告と議論
第8回目
講読 7報告と議論
第9回目
講読 8報告と議論
第10回目
講読 9報告と議論
第11回目
講読 10報告と議論
第12回目
講読 11報告と議論
第13回目
講読 12報告と議論
第14回目
講読 13報告と議論
第15回目
まとめ講義全体の総括

第16回目

オリエンテーション
    授業の進め方
第17回目
感性論における時間(1)
    純粋直観としての時間(1)
第18回目
感性論における時間(2)
    純粋直観としての時間(2)
第19回目
感性論における時間(3)
    直観一般の形式としての時間
第20回目
感性論における時間(4)
    内的直観の形式としての時間
第21回目
感性論における時間(5)
    時間の経験的実在性と超越論的観念性
第22回目
分析論における時間(1)
    構想力と時間
第23回目
分析論における時間(2)
    概念の有意味性の源としての時間
第24回目
分析論における時間(3)
    カテゴリーの使用の場としての時間
第25回目
分析論における時間(4)
    図式と時間
第26回目
分析論における時間(5)
    自己認識の要素としての時間
第27回目
弁証論における時間(1)
    世界理念の構成要素としての時間
第28回目
弁証論における時間(2)
    時間の有限性と無限性
第29回目
弁証論における時間(3)
    時間と物自体
第30回目
まとめ
    カント時間論の特質

使用テキスト
Bernd Hueppauf, Christoph Wulf(Hrsg.):Bild und Einbildunfgskraft, Muenchen, Wilhelm Fink, 2006 他。 プリントにより用意
Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft, Philosophische Bibliothek, Bd.505, Felix Miner Verlag
参考文献
講義時に随時指示する。
成績評価方法
報告、授業参加度による総合評価

更新日:02/19/2009
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