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生物環境利用学A(2009年度入学生対象)

科目
生物環境利用学A(2009年度入学生対象)
区分
生物環境システム学科科目群
授業コード
1210070
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 水/78
単位数
2単位
担当者名
脇 孝一
授業の概要
生命を支える農業の持続的な発展を計るためには、その生産基盤である大気、水、土壌を健全に保つ必要がある。また、農産物を取りまく環境の関わりを理解し、栽培環境条件を適切な範囲に維持していく必要がある。食料の生産を担う農業の変遷と作物にとって良い環境とは何かを考え、生物資源のあり方をかんがえる。
到達目標
農業生産と環境に関わる基本的な考え方、基礎知識を理解すること、人と食料生産に係わる環境的要因を模索し、様々な問題解決へと追及する姿勢を目標とする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
農業と現代の環境問題 農業と大気環境について温暖化に伴い農業に及ぼす影響について考える
第2回目
農業と現代の環境問題 農業と水資源・水環境について水資源が、農業、工業、飲み水としての利用と、水消費との関係。水汚染の影響について考える。
第3回目
農業と現代の環境問題 農業と土地資源・土地環境について土地資源における砂漠化の原因、土壌の塩類化、土壌侵食について考える。
第4回目
農業と現代の環境問題 持続的土地利用・適地適作について土地環境に応じた伝統的農業とは何か、地域環境に適した品種の選定、気象的適地とは何かを考える。
第5回目
資源からのエネルギー エネルギー資源と環境・有効利用についてエネルギー資源とは何か、消費と廃棄とリサイクルについて考える
第6回目
植物の生育と環境 自然環境と生育、環境要素について生育と環境との関わりについて考える。
第7回目
気象と栽培環境 気象的要素、光、日射、日照、温度、湿度、二酸化炭素濃度について気象的要素が植物の生育に与える影響について考える。
第8回目
水資源の開発・水利用水循環と水環境と水資源について自然の水循環と開発による水循環の影響について、多様な生物郡との共生、生態系を維持できる水質について考える。
第9回目
植物と土壌環境土壌の種類と特徴 土壌有機物、土壌の化学的性質について農地土壌の種類は何か、土壌有機物とは何か、土壌が生育に及ぼす影響とは何かについて考える。
第10回目
植物と土壌環境土壌の改良と管理、肥料の種類と施肥について土壌の改良方法とは何かを考える
第11回目
植物の生育と施設環境施設内の物理環境の特徴、施設栽培の問題点とその解決方向について施設内での農薬や植物成長調節剤などの使用量を減らす技術とは何かを考える。
第12回目
植物の生育と施設環境施設内の土壌管理、溶液栽培と施設管理、培養液管理について溶液栽培と土耕栽培の違いを考えて、品質、収量などの影響について考える。
第13回目
生物的要素 雑草の影響雑草の種類と雑草害、雑草の環境変化への対応 雑草の防除法について雑草が作物に与える影響について考える。雑草の効果的な防除について考える。
第14回目
生物的要素 病虫害の影響作物の病気と防除法、作物の害虫と防除法について代表的な作物の病害・害虫の発生と防除法について考える。
第15回目
自然環境と農業生産 水田、畑作農業と自然環境の関わりについて、   自然的エネルギーの効率的利用の仕組みについて考える。

教科書
参考文献
食料生産と環境:化学同人 地球環境学:岩波書店 生物資源の持続的利用:岩波書店
成績評価方法
授業への参加(出席、授業態度)、提出物(適時指示する)、期末試験
そのほか受講者への指示/メッセージ
基本的、資料として印刷物を随時配布する。 適宜PCプレゼンも併用する。

更新日:02/02/2009
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