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植物資源学(2008年度以前入学生対象)

科目
植物資源学(2008年度以前入学生対象)
区分
生物資源学科科目群
授業コード
5205060
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/78秋 火/12
単位数
4単位
担当者名
水野 宗衛、飛田 有支
授業の概要
人類が古い時代から植物に対する驚くほど豊富な知識をもち,多様な植物を利用してきたことが明らかになる一方で,今日における‘資源植物’の範囲は必ずしも明確ではない.その背景には,人口増に伴う食用等植物資源の不足・枯渇が予想される中で,21世紀においては植物資源の重要性が急増するものと思われることや,遺伝子工学等の先端技術の発展によって,利用可能な植物種の範囲が拡大していくことが考えられる.心の栄養としての花の利用法も多様化している.これらを踏まえて,植物資源の過去,現在,未来を通覧する.
(第1回目~第15回目)人類の生命活動を支える食用資源植物としての作物について、各作物の起源、生理生態的特性、栽培管理、成育環境と栽培環境の制御、利用法などを学びます。また環境保全型の作物栽培、遺伝子組み換え作物、健康に関わる機能性を持つ作物などについての新しい情報を扱いながらこれからの作物学について学びます。
到達目標
資源植物の範囲や分類に関する検討を含めて本講では,植物の利用と保全に資する創造性ある観点と問題解決能力を育成することを目標とする.
 (第1回目~第15回目)食料として重要性の高い主要な食用作物の種類や特性を理解し、各作物についての基本的な多くの情報を得ることができるようにしたいと思っています。各作物を実験や研究対象として扱う場合、実際に栽培する場合に必用な知識を得ることができるようにしたいと思っています。また、環境を保持しつつ、どのように作物の生産性の向上や利用拡大を行っていくべきか、考えられる能力を持つことができるようにしたいと思っています。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
作物学が扱う分野 作物学で扱う分野、概略について学びます。作物学とはどんな学問なのか知っていることを整理しておきましょう。
第2回目
食用資源植物の多様性 食用としている主要な作物について、どのようなものがあるのか学びます。食用として利用している作物の種類について知っていることを整理しておきましょう。
第3回目
作物栽培の歴史 作物栽培の歴史的な背景について学びます。作物栽培がどの様に始まり、現在に至っているのか知っていることを整理しておきましょう。
第4回目
作物栽培における土地利用 作物栽培においてどのように土地の利用を高めてきたのかについて学びます。作物が栽培されてきた水田や畑の特徴について知っていることを整理しておきましょう。
第5回目
作物栽培に関わる管理内容 作物栽培にはどのような管理が必要なのかについて学びます。作物栽培の管理内容について知っていることを整理しておきましょう。
第6回目
作物栽培管理技術 様々な作物栽培の管理技術について学びます。どのような栽培管理技術があるのか知っていることを整理しておきましょう。
第7回目
イネの特性と栽培 イネの品種、分類、形態、生理、生態的特徴について学びます。イネの特徴や栽培方法について知っていることを整理しておきましょう。
第8回目
ムギ類の特性と栽培ムギの品種、分類、形態、生理、生態的特徴について学びます。ムギの特徴や栽培方法について知っていることを整理しておきましょう。
第9回目
トウモロコシの特性と栽培トウモロコシの品種、分類、形態、生理、生態的特徴について学びます。トウモロコシの特徴や栽培方法について知っていることを整理しておきましょう。
第10回目
雑穀の特性と栽培雑穀の品種、分類、形態、生理、生態的特徴について学びます。雑穀の特徴や栽培方法について知っていることを整理しておきましょう。
第11回目
マメ類の特性と栽培マメ類の品種、分類、形態、生理、生態的特徴について学びます。マメ類の特徴や栽培方法について知っていることを整理しておきましょう。
第12回目
イモ類の特性と栽培イモ類の品種、分類、形態、生理、生態的特徴について学びます。イモ類の特徴や栽培方法について知っていることを整理しておきましょう。
第13回目
作物栽培と環境保全環境保全型の作物栽培について学びます。作物栽培は環境にどのような影響を及ぼしているのか知っていることを整理しておきましょう。
第14回目
地球環境の変化と作物栽培地球環境の変化と作物栽培の関係について学びます。地球環境の変化が作物栽培にどのような影響をもたらすのか知っていることを整理しておきましょう。
第15回目
作物の新しい展開人類の発展と作物の新しい展開との関係について学びます。人類の発展において作物が今後どのような役割を果たすのか考えておきましょう。

第16回目

果樹栽培の特徴と環境保全果樹園芸の特徴と生産の現況について身近な果樹を調べておく
第17回目
果樹の繁殖法栄養繁殖(接ぎ木,挿し木,取り木,株分け)穂木と台木について調べておく
第18回目
果樹の受粉と結実について自家不和合性について花粉と受精について事前に調べておく
第19回目
カンキツ栽培の現状と問題点およびカンキツ品種の特性,多胚性についてスーパーで販売されているカンキツの種類を調べておく
第20回目
リンゴ,ナシ現状と栽培上の問題点および品種の特性と利用リンゴと日本ナシ,西洋ナシの種類を調べておく
第21回目
モモ,スモモ,ウメ現状と問題点および品種の特性と利用モモ,スモモ,ウメの品種を調べておく
第22回目
キウイ,ブドウ現状と問題点および品種の特性と利用キウイとブドウ品種を調べておく
第23回目
熱帯果樹原産地と日本の現状と問題点および種類について日本に輸入されている熱帯果樹を調べておく
第24回目
マンゴー我が国における栽培の現状と問題点および品種の特性我が国の生産地を調べておく
第25回目
パッションフルーツ 我が国における栽培の現状と問題点および品種の特性と利用我が国の生産地を調べておく
第26回目
スターフルーツその他の熱帯果樹の特性と利用我が国における栽培の現状と問題点我が国の生産地を調べておく  
第27回目
工芸作物の分類と特徴現状と問題点および分類と特徴工芸作物とは何か調べておく
第28回目
タバコ栽培の現状と品種の特性我が国におけるタバコの産地について調べておく工芸作物とは何か調べておく
第29回目
コーヒー,カカオ栽培の現状と問題点および加工方法非アルコール飲料の利用について調べておく
第30回目
チャ我が国における栽培現状と問題点および品種の特性と利用紅茶と煎茶の違いを調べておく

教科書
プリントおよびブラックボードを使用する
参考文献
果樹園芸/文永堂,工芸作物学/文永堂
(第1回目~第15回目)佐藤庚 食用作物学 文永堂 
秋田重誠 作物学(Ⅰ)―食用作物編― 文永堂
大門弘幸 作物学概論 朝倉書店
堀江 武 作物学総論 朝倉書店
成績評価方法
複数回のレポートと期末試験を総合して評価する
(第1回目~第15回目)学期末試験(80%)、小テスト(10%)、小レポート(10%)
そのほか受講者への指示/メッセージ
我々の生活が植物資源に支えられ彩られていることに日頃から関心を持ち,身近な植物資源を農学的に理解するように努める
(第1回目~第15回目)日頃から世の中で飛び交う作物に関する情報に耳を傾け、意識的に積極的に多くの知識を身につけるように心がけましょう。

更新日:01/15/2009
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