授業計画 | テーマ | 内容 | 学習課題 |
第1回目 | 教育とは何か(1)-はじめに- | 新旧の「教育基本法」第一条で述べられている教育の目的について確認する。 | 「教育とは何か」の問いに、自分だったらどう答えるかを考えておく。 |
第2回目 | 教育とは何か(2) | 「教育」という語の語源的な意味を理解する。「教える」とはどういう意味か、また「育てる、育(はぐく)む」とはどういう意味かを「自律性」「他律性」というキーワードのもとで理解する。 | 「教える」と「育む」の違いについて、説明できるようにしておく。 |
第3回目 | 教育とは何か(3) | 教育活動の二つの立場について、「楽観論(環境論)」と「悲観論(素質論)」を例示しながら明らかにしていく。 | 「人は教育によってどこまで変えられるか」について、自分自身の考えを整理しておく。 |
第4回目 | 教育の理念(1) | 古代ギリシャにおける教育の目的を示していく。特に、スパルタやアテネにおける教育理念、またプラトンにおける教育理念を正義の問題と絡ませながら示していく。 | 古代ギリシャの教育について、その概略を調べておく。 |
第5回目 | 教育の理念(2) | 中世における教育の目的を示していく。古代ローマからルネッサンスに至るキリスト教における教育理念などを考えていく。 | 中世の教育について、その概略を調べておく。 |
第6回目 | 教育の理念(3) | 近世における教育の目的として、ロック、ルソー、ペスタロッチ、フレーベル、などの教育理念を概観する。 | 近世の教育について、その概略を調べておく。 |
第7回目 | 教育の理念(4) | カント、シラー、ヘルバルトなどの教育理念を概観し、教育理念の普遍性について考える。 | 古代・中世・近世それぞれの教育における共通点を調べておく。 |
第8回目 | 教育の歴史と思想(1) | 明治維新から教育勅語公布までの日本の教育史とその思想について、当時の関連法規をもとに考えていく。 | 明治維新から「教育勅語」成立までの経緯を調べておく。 |
第9回目 | 教育の歴史と思想(2) | 「教育勅語」の原文を読みながら、「忠孝」と「十二徳」の問題について考えていく。 | 「教育勅語」を、先入観抜きにして読んでおく。 |
第10回目 | 教育の歴史と思想(3) | 「教育勅語」を読みながら、そこに記された教育思想を考察し、「教育勅語」が戦後否定的に論じられるようになった理由を考えていく。 | 「教育勅語」のどこが問題なのかを自分の頭で考えておく。 |
第11回目 | 教育の歴史と思想(4) | 「教育勅語」から「教育基本法」への移行について、どのような経緯でその移行がなされたかを明らかにする。 | 「教育勅語」が破棄され「(旧)教育基本法」へと変わっていったその経緯について調べておく。 |
第12回目 | 教育と社会制度(1) | 「教育勅語」と「旧教育基本法」との違い、また「旧教育基本法」と「新教育基本法」との相違点について、その詳細を明らかにする。 | 「旧教育基本法」「新教育基本法」を読んで、「教育勅語」「旧教育基本法」「新教育基本法」の違いを調べておく。 |
第13回目 | 教育と社会制度(2) | 「学校教育法」について学び、教員にはなれない「不適格条項」などを確認する。 | 「学校教育法」改訂のポイントを調べておく。 |
第14回目 | 教育と社会制度(3) | 「食育基本法」について学び、「知育・徳育・体育」と「食育」の関係を明らかにする。 | 「食育基本法」をあらかじめ読んでおく。 |
第15回目 | 教育と社会制度(4)-まとめ- | 教育制度の諸問題をまとめて「教育とは何か」という点について総括する。 | 「教育とは何か」「人格の完成とは何か」について、自分の言葉で語れるようにしておく。 |