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生命倫理学(2008年度以前入学生対象)

科目
生命倫理学(2008年度以前入学生対象)
区分
生物資源学科科目群
授業コード
1205070
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 木/56
単位数
2単位
担当者名
佐々木 雄大
授業の概要
 生命倫理学の基本的な問題を、具体的な事例に即して考察し、その有効性に関して検討する。
到達目標
 生命倫理学の基本的な問題を理解した上で、生命倫理学の原則と自分の価値観に基づいて、自らの考えを他者に提示できるようにする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
「生命倫理学」とはどんなものか? 生命倫理学の歴史的な展開を概観する。
第2回目
自分の身体は自分のものか? トムソンの中絶擁護論を検討する。テキストの該当箇所を読んでおく
第3回目
「人でなし」は生存権を持つか? トゥーリーのパーソン論を検討する。テキストの該当箇所を読んでおく
第4回目
ディスカッション1 妊娠中絶に関するディスカッション。ディスカッションシートの提出
第5回目
五人のために一人を犠牲にできるか? ダブル・エフェクト論とサバイバル・ロッタリー論を検討する。テキストの該当箇所を読んでおく
第6回目
臓器移植は何のために? 臓器移植の問題点を確認し、その可能性を考える。テキストの該当箇所を読んでおく
第7回目
ディスカッション2 臓器移植に関するディスカッション。ディスカッションシートの提出
第8回目
自殺と安楽死は容認できるか?安楽死の種類を概観し、その問題点を摘出する。テキストの該当箇所を読んでおく
第9回目
インフォームド・コンセントは有効か?インフォームド・コンセントのモデルを提示し、その有効性を検討する。テキストの該当箇所を読んでおく
第10回目
クローン人間はどこが問題か?クローン人間の是非について、基本的な概念を検討する。テキストの該当箇所を読んでおく
第11回目
遺伝子改造時代が到来する?遺伝子改良はどこまで容認できるか、根本的に考える。テキストの該当箇所を読んでおく
第12回目
ディスカッション3自己決定に関するディスカッション。ディスカッションシートの提出
第13回目
生命倫理学に未来はあるか?生命倫理学の有効性について考える。テキストの該当箇所を読んでおく
第14回目
生命とは何か?生命とは何か、という根本的な問題について考える。自分の生命観をまとめておく。
第15回目
試験生命倫理学の問題について小論文事前にテーマを発表するので、準備をしてくる。

教科書
岡本裕一朗『異議あり!生命・環境倫理学』(ナカニシヤ出版、二〇〇二年)
参考文献
授業中に随時参考文献を提示する。
成績評価方法
平常点(出席+ディスカッションシート):テストを2:3で評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
3回あるディスカッションでは、積極的に発表および質疑応答に参加してほしい。

更新日:01/08/2009
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