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生物環境物理学

科目
生物環境物理学
区分
生物環境システム学科科目群
授業コード
5215190
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/12
単位数
2単位
担当者名
米村 正一郎
授業の概要
生物は、主に地球表層の生物圏で、刻々と変化する環境中でさまざまな反応調節を行いながら生存してきました。本講義では、生物をとりまく環境を物理的(気象的)にとらえます。具体的には大気現象(気象、気候)と地球環境の変化,生物をとりまく微環境、環境要因に対する生物の反応,ならびに気象・大気に関する測定方法についての講義を行います。
到達目標
前半では地球の気象・気候や生物環境のさまざまな物理量(気象)を理解することを目標とします。後半は生物をとりまく物理環境およびとらえかた(測定法)について知識を深めることを目標とします。そして、生物と環境(微環境、地球環境)との関係を考える上での基本的な素養を身につけることを目的とします。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
太陽地球環境 全体のガイダンス、太陽と地球
第2回目
気象1 基本原理と単位系,温度と放射
第3回目
気象2 地球大気の構造、温度とオゾン、風
第4回目
気象3 水蒸気、飽和水蒸気圧曲線
第5回目
気象4 エアロゾルと雲
第6回目
気象5 天気図
第7回目
気候と地球環境1 世界・アジアの気候:アジア各国の気候
第8回目
気候と地球環境2気候環境変動Ⅰ:温室効果ガスと温暖化、過去の気候変動
第9回目
気候と地球環境3気候環境変動Ⅱ:海水面上昇、気候モデルと将来予測
第10回目
身近な地表面付近の気象1接地境界層気象:植物群落と蒸発散、光環境
第11回目
身近な地表面付近の気象2土壌中の熱・水・ガスの移動
第12回目
生物環境物理測定1測器の種類と測定原理:気象測器
第13回目
生物環境物理測定2測器の種類と測定原理:大気測定器
第14回目
外部環境と生物環境と植物・動物の反応、生物モデル
第15回目
予備進度調整または復習

教科書
必要に応じて資料を配布します。
参考文献
生物環境物理学の基礎(邦訳、森北出版ISBN4-627-26092-X)
農業気象の測器と測定法(農業気象学会編ISBN4-88979-031-4)
一般気象学(小倉義光、東大出版会、ISBN4-13-062084-3) 等
成績評価方法
毎回、講義の最後に行われる演習題の結果(出席をかねる)、講義への参加態度および学期末試験の結果により成績をつけます。
そのほか受講者への指示/メッセージ
教員から学生への一方的な講義になることを防ぐため、講義の最後に演習題を取り入れます。ただ、受講人数によって講義の行い方は適宜変えます。気候や気象の理解を含めることにより,教職地学関連の科目としても位置づけられます。

更新日:01/13/2009
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