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ゲノム科学

科目
ゲノム科学
区分
生物資源学科科目群
授業コード
5205110
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 水/34
単位数
2単位
担当者名
今村 順
授業の概要
近年、バクテリアから高等動植物にいたる幾つかの種で全DNA配列が明らかにされてきている.そこから明らかになってきたゲノムの最新の情報を元に、ゲノムの構造、機能、多様性、研究方法などについて具体例を示し解説する。 
到達目標
ゲノムの構造、多様性と染色体の構造,機能についての最新の知識の習得と理解を深め,生物をあつかう多くの分野での基礎知識をとなることを希望する.
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
序論 ゲノム科学とは
第2回目
分子生物学基礎 DNA,RNAの構造 分子生物学の講義,特にDNA,RNAの構造,複製などを中心として復習しておくこと.
第3回目
分子生物学基礎 遺伝子の構造と転写 分子生物学の講義,特に転写について復習しておくこと
第4回目
ゲノムの多様性 反復配列の種類と研究方法このあたりで小試験を行う
第5回目
ゲノムの多様性 高頻度反復配列:高等生物のゲノムを構成している主要部分である反復配列について解説する反復配列の種類と染色体上での分布
第6回目
ゲノムの多様性 トランスポゾン1: ヒトや植物のゲノムで大きな部分を占めているトランスポゾン,レトロトランスポゾンについて紹介する トランスポゾンの染色体上での転移のメカニズムを学習する
第7回目
ゲノムの多様性 トランスポゾン2: トランスポゾンを利用した遺伝子のタギングについて解説する 挿入突然変異とは何か,また,その変異体を使った遺伝子単離方法を学ぶ
第8回目
ゲノムの多様性分子進化 :DNAの配列情報を基にした遺伝子の進化について解説する 現在のDNAの塩基配列を調べることで生物の進化について多くの情報が得られていることなどを学ぶ
第9回目
染色体の構造と機能ヌクレオソーム:DNAとヒストンの複合体であるヌクレオソーム構造を基本単位とした染色体構造について学ぶこのあたりで小試験を行う
第10回目
染色体の構造と機能DNAの複製:DNAの複製様式,細胞周期について学ぶDNA複製の過程を学ぶ
第11回目
染色体の構造と機能動原体,複製開始点 :細胞分裂で染色体が正確に次世代に伝たわるために必要な動原体の構造と機能について学ぶ DNAは染色体上の複製開始点から両方向に複製が開始する.おもに酵母の複製開始点について解説する
第12回目
染色体の構造と機能テロメアの構造と機能 染色体構造の末端に位置するテロメアの構造と機能について学ぶ
第13回目
オルガネラゲノムクロロプラストとミトコンドリアのゲノム 独自の遺伝情報系を持つミトコンドリアと葉緑体の構造,機能とゲノムについて学ぶ
第14回目
総括まとめI このあたりで期末試験のやり方について伝える
第15回目
総括まとめIIゲノム科学の授業で学んだ重要な点を復習する

教科書
なし
参考文献
遺伝子とゲノム/東京化学同人,分子細胞生物学/東京科学同人
成績評価方法
期末試験と小テストの評価:80%、出席:20%の総合評価
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業で使用するパワーポイントの資料を,授業前にBlackboardに掲載するので利用してください.

更新日:01/09/2009
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