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微生物学

科目
微生物学
区分
生命化学科科目群
授業コード
1225070
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 月/67春 木/34
単位数
4単位
担当者名
東岸 和明、冨田 信一
授業の概要
微生物は基本的に単細胞の生き物です。細胞を生物の最小基本単位として捉えると、微生物学=細胞生物学という考え方ができます。従来の生物学ではあまり触れることのない「微生物細胞」を含め、物質代謝、エネルギー代謝、情報と機能などを総合的に理解します。
到達目標
動物・植物・微生物を含めた「細胞」という単位の概要、細胞内での物質代謝やエネルギー生産、遺伝情報の保存と発現などを中心に、具体的に例を挙げて説明ができるよう理解することが目標です。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
授業概要 授業内容の説明
第2回目
化学進化とは 地球上に細胞(生命)が誕生する前に何がおこったか地球の誕生・生命の誕生等について参考になる本を調べておくとよいでしょう。
第3回目
物質から細胞へ 化学物質から細胞が誕生する過程をどう理解するか            〃
第4回目
微生物の進化と分類 微生物とはどのような生き物か
第5回目
独立栄養と従属栄養 細胞分裂の過程で重要なこと
細胞にとって栄養源とは何か
生物学の教科書で「酵素」「酵素の働き」等を調べておくとよいでしょう。
第6回目
物質代謝(1) 細胞の中でおこる化学反応            〃
第7回目
物質代謝(2) 異化代謝と同化代謝
第8回目
物質代謝(3)異化代謝と同化代謝
第9回目
中間試験(1回目)第1回目から第8回目までの授業範囲
第10回目
代謝の調節(1)代謝をコントロールするメカニズム
第11回目
代謝の調節(2)代謝をコントロールすると何がおこるか
第12回目
エネルギーの獲得(1)エネルギー代謝とは何か
第13回目
エネルギーの獲得(2)好気呼吸と嫌気呼吸生物学の教科書で「呼吸」「光合成」について調べておくとよいでしょう
第14回目
エネルギーの獲得(3)光合成と化学合成 
            〃
第15回目
エネルギーの獲得(4)エネルギー代謝の本質

第16回目

遺伝情報(1)遺伝情報とは何か生物学の教科書、高校の化学Ⅱの教科書等で「ゲノム」「遺伝子」「DNAやRNAの構造」について調べておくとよいでしょう。
第17回目
遺伝情報(2)遺伝情報の本質 
            〃
第18回目
遺伝情報(3)遺伝情報を担う分子            〃
第19回目
遺伝情報(4)遺伝情報を担う分子
第20回目
中間試験(2回目)第10回目から第19回目までの授業範囲
第21回目
遺伝情報の保存(1)遺伝情報を保存する、とはどのようなことか生物学の教科書等で「DNAの複製」について調べておくとよいでしょう。
第22回目
遺伝情報の保存(2)遺伝情報保存の本質            〃
第23回目
遺伝情報の保存(3)遺伝情報保存の本質
第24回目
遺伝情報の発現(1)遺伝情報を発現する、とはどのようなことか生物学の教科書等で「転写と翻訳」「コドン」等について調べておくとよいでしょう。
第25回目
遺伝情報の発現(2)遺伝情報発現の本質  
            〃
第26回目
遺伝情報の発現(3)遺伝情報発現の本質
第27回目
変異(1)突然変異とは何か
第28回目
変異(2)DNA上の塩基が1個変わると何がおこるか
第29回目
変異(3)DNA上の塩基が1個変わると何がおこるか
第30回目
期末試験第21回目以降の授業範囲

教科書
新・微生物学  別府輝彦 IBS出版  ¥3,675 
参考文献
必要に応じてプリントを配布します。
成績評価方法
2回の中間試験と期末試験の点数(100点満点)を合計して、100点満点に換算し評価します。
 100~90点=S、89~80点=A、79~70点=B、69~60点=C、59点以下=Fとします。
そのほか受講者への指示/メッセージ
教科書を使うと同時に、必要なことを板書やプリントで伝えるようにしています。
 微生物の分類・性質・病原性・応用面などについて、あまり詳細な言及は避け、細胞というものを可能な限り分子のレベルで捉 えるための本質論をお話するつもりです。

更新日:
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