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微生物資源学(2009年度入学生対象)

科目
微生物資源学(2009年度入学生対象)
区分
生物資源学科科目群
授業コード
5200190
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 水/78
単位数
2単位
担当者名
石崎 孝之
授業の概要
我々は古くから、味噌や酒などの微生物が作り出すものと深く関わってきました。本講義では微生物のもつ能力を我々人間がいかにうまく利用してきたかを、食品分野だけでなく、医薬・工業分野の最新の知見も交えて解説します。
到達目標
生態系における菌類の役割を理解し、どのような菌類が存在しているのかを学習します。また、微生物のもつ能力を我々がこれまでにどう利用してきたかについて理解を深めたうえで、将来の新しい産業に微生物がどう関わっていけるかについて、イメージを描ける人間になることを目標とします。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション 微生物の役割と分類本講義のイントロダクションとして、生態系における微生物の役割と簡単な分類について説明する。
第2回目
野外実習 キャンパス内の菌類観察(天候による予定の変更あり)自然界における微生物の働きを理解するため、キャンパス内をまわり、微生物の観察を行なう。
第3回目
野外実習の総括 野外実習の解説野外実習で得られた観察結果について総括し、微生物の役割を復習する。
第4回目
微生物の分類① 自然科学分類と系統分類微生物の分類について、歴史と最新技術について解説する。
第5回目
微生物の分類② ウィルス・原核微生物の分類微生物の分類について、ウィルス・原核微生物を中心に解説する。
第6回目
微生物の分類③ 真核微生物の分類微生物の分類について、かび・きのこを中心に解説する。
第7回目
中間試験・解説 理解度の確認第1回から6回の講義内容について、理解度を確認するために中間試験を行い、その解説を行なう。
第8回目
生物多様性生物多様性の重要性と諸問題生物の多様性について、生物多様性条約の説明を交えて、地球規模での重要性と国際問題について解説する。
第9回目
微生物の利用①微生物の食品分野での利用微生物の食品分野での有効利用について、その歴史と最近の知見について解説する。
第10回目
微生物の利用②微生物の食品分野での利用微生物の食品分野での有効活用について、最近の知見について解説する。
第11回目
微生物の利用③微生物の農業・工業分野での利用バイオマスエタノール生産や、有機酸発酵など、微生物の農業・工業分野での活用について最近の知見について解説する。
第12回目
微生物の利用④微生物の医薬品分野での利用微生物の医薬品分野での活用について、最近の知見について解説する。
第13回目
微生物の利用⑤微生物の分子生物学分野での利用微生物の分子生物学分野での活用について、最近の知見について解説する。
第14回目
微生物による中毒マイコトキシン・きのこ中毒微生物、特にカビ・きのこの作りだす毒素と、それによる中毒について解説する。
第15回目
まとめ微生物資源学の総括・フリーディスカッション本講義の総括として、微生物を有用な資源としてとらえ、これを有効活用するアイデアについて意見交換を行なう。

教科書
なし。必要に応じて資料を配布します。
参考文献
成績評価方法
出席・試験・授業への参加度を総合的に判断して評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/17/2009
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