授業計画 | テーマ | 内容 | 学習課題 |
第1回目 | 生物の形質,遺伝と環境 | 環境が先か,遺伝子が先か | 目の前にある生き物の個性は,遺伝子(生まれつき)と環境(育て方)との共同作品であることを理解してほしい |
第2回目 | 変異の識別 | 遺伝する変異かどうか,見分けなくてはならない | 標準偏差、変異係数(変動係数)についての計算法を予習しておいて欲しい。 |
第3回目 | 染色体と遺伝子 | 遺伝子の乗り物,染色体 | 第2回目の授業の結果について、考察をまとめておいて下さい |
第4回目 | ゲノムと染色体 | 染色体のまとまり,生存するための最低限のセット | 染色体の見分け方。核型。表記法。 |
第5回目 | ゲノムと種の進化 | 生物進化を解き明かすゲノム説 | 環境を制御して遺伝子の発現を制御する |
第6回目 | ゲノムと倍数性 | 増えて減る進化 | 有用な変異を利用するための技術 |
第7回目 | DNAと遺伝子 | 自己複製の仕組みの獲得,爆発的な生物の進化 | 形質の定義,数理的な解析について,考えてみよう |
第8回目 | DNAとRNA | 遺伝情報の伝達,指令 | トランスポゾン,位置の効果,について調べてみる |
第9回目 | DNAと突然変異 | 遺伝情報を攪乱させる | 種子取りの難しさ。採種産業について調べてみる |
第10回目 | 核DNAと細胞質DNA | 父親から伝わる遺伝,母親から伝わる遺伝,父親の痕跡を消す遺伝, | 選抜個体の維持のための手法・組織培養について調べてみる |
第11回目 | 分化全能性 | 働いていない遺伝子も多い。何かの切っ掛けで動き出す。 | 植物は,体のどこの細胞でも,たった一つからまたもとの全植物体が再現される。 |
第12回目 | メンデルの法則 | 三通りの法則 | メンデルは自分の学説が認められなかったので,別の植物を材料にした実験に取り組んだが・・・・・ |
第13回目 | 遺伝学と医学・薬学 | 遺伝学の応用で病気が治る | 遺伝子治療が実現するようになった |
第14回目 | 遺伝学と食品科学 | 発酵食品は遺伝学の成果の固まり | 隠れた遺伝子組み換え。発酵微生物学では常識。 |
第15回目 | 遺伝学と農業 | 生活に潤いを与える遺伝学。農作物の改良の歴史。 | 農作物は農民がした無意識の応用遺伝学である |