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生物学実験

科目
生物学実験
区分
生命化学科科目群
授業コード
52250125225011
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 月/123秋 火/123
単位数
1単位
担当者名
高﨑 宏寿、宮田 徹
授業の概要
 本実験は,農学領域の学習研究の基礎として必要な生物学の諸分野についての素養と実践能力とを修得することを目的とする.下記内容の実験を通して,生物材料の取り扱い,観察方法,実験技術,レポート作成などの基本を体得する.
到達目標
 農学部で学ぶ学生として体得すべき基本的な実験技術・手法を、実物(植物、動物、昆虫、微生物)にふれて体感しながら修得する。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス・顕微鏡の使用法 生物学実験の考え方、心構え、内容説明、レポートの書き方 オオカナダモを光学顕微鏡により観察し細胞の大きさや原形質流動による葉緑体の移動距離を計測する。オオカナダモの構造と原形質流動について調べておく。
第2回目
植物の構造と描画法(葉の観察) 広葉樹および針葉樹の葉を光学顕微鏡により観察しスケッチする。ツバキとクロマツの葉の構造について調べ器官の役割を理解しておく。
第3回目
植物の構造と機能(体細胞分裂の観察) ネギ幼根先端部分を染色し、体細胞分裂を観察、スケッチする。体細胞分裂の過程を調べ理解しておく。
第4回目
植物の構造と機能(花の観察) 花の構造を観察、スケッチする。花の構造と役割について調べておく。
第5回目
植物の構造と機能(花粉の構造と発芽) 体細胞分裂(タマネギの根端細胞の分裂)の観察。花粉発芽の性質と機能について調べておく。
第6回目
生物の反応(アレロパシー物質1;抽出) ミゾソバおよびギシギシのアレロパシー物質を抽出する。アレロパシーとはどのような作用か調べておく。
第7回目
生物の反応(アレロパシー物質2;生物検定) 抽出したアレロパシー物質のレタス出芽に対する影響を調べる。アレロパシーの役割と具体例を調べておく。
第8回目
生物の反応(アレロパシー物質3;同定)アレロパシー物質をクロマトグラフを用いて調べるアレロパシー物質にはどのようなものがあるが調べておく。
第9回目
動物の構造と機能(ミツバチの観察)昆虫の外部形態を観察し、構造的特徴と機能について調べる。昆虫の外部形態の特徴と各器官の役割について調べておく。
第10回目
動物の構造と機能(哺乳動物の内部構造)哺乳動物の解剖を行い、消化器、呼吸器および循環器系の観察し、臓器の役割について調べる。哺乳動物の臓器の機能と役割について調べておく。
第11回目
動物の構造と機能(血球の観察)赤血球および白血球の観察と血球数の計測、ならびに浸透圧抵抗を調べる。血液中の細胞の種類と役割について調べておく。
第12回目
動物の構造と機能(血液凝固)フィブリンの生成を観察し、血液凝固の形成機構について調べる。血液の凝固現象と役割について調べておく。
第13回目
微生物の構造と機能グラム陽性菌および陰性菌を観察し、機能的特徴について調べる。微生物の種類と構造の違いについて調べておく。
第14回目
プレゼンテーション準備プレゼンテーションの準備プレゼンテーションのスライドを作成してくる。
第15回目
プレゼンテーションおよび
まとめ。
プレゼンテーション発表の練習をしておく。

教科書
生物資源学実験書,必要に応じてプリントを配布
参考文献
現代生物学図説(荒木他,培風館)
成績評価方法
出席および各回の実験に対する参加態度、提出するスケッチ、レポートを総合評価(レポートの提出は出席を前提とする)。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/15/2009
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