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専門研究A

科目
専門研究A
区分
生物資源学科科目群
授業コード
12051111205112
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 水/789春 金/678
単位数
1単位
担当者名
小野正人、宮田徹、新島惠子、山﨑 旬、水野宗衛、今村 順、肥塚信也
授業の概要
 生物資源学実験での習得内容を基盤として、さらに高度な専門研究を進めるに当たって習得すべき知識や技術はもちろん、実験計画の立て方や情報の収集、効率のよい実験の実施法なども含めた内容になっている。4セメスターまでの学生実験とは異なり、各自で計画を立てたり、結果に対して多様な角度から考察をすることが要求される。グループごとにインターラクティブな形式で成果を発表しあいディスカッションを通して高いプレゼンテーション能力を養う内容も盛り込まれている。
到達目標
 生物資源学科の専門的な研究分野にはいるに当たって、必要な知識や技術を身につける。具体的には、実験の計画法、安全対策、材料の特性の理解、調整法、データの解析法、情報の収集法、効果的なプレゼンテーション法など基本を習得する。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス 実験の心構え・班分けなど大学の専門課程における研究の展開。
第2回目
パラフィン切片法 Ⅰ 動物の小腸の構造と機能Ⅰ
 (パラフィン切片の作製)
パラフィン切片法の原理と手順を理解し、免疫組織化学やIn situハイブリダイゼーションなどの形態学的観察手法をおさえておく。
第3回目
パラフィン切片法 Ⅱ 動物の小腸の構造と機能Ⅱ
  (切片の染色と観察)
動物の消化吸収機能に対する小腸の形態学的な特徴と、そこに分布する細胞の役割について調べておく。
第4回目
農薬の生物検定 Ⅰ 生物検定の意義とLD50の求め方の演習
 (安全教育を含む)
実際にLD50を求める演習を行うので、計算機(対数変換ができるものが良い)を持参のこと。大学7号館の502番教室で実施予定。
第5回目
農薬の生物検定 Ⅱ エンドウヒゲナガアブラムシを用いてLD50の求めるための予備実験を行う。殺虫剤の種類と作用機作を勉強しておく。
第6回目
農薬の生物検定 Ⅲ 予備実験の結果をもとに、農薬の濃度を設定し、エンドウヒゲナガアブラムシのLD50を実際に求める。
 (本実験)
予備実験の結果をもとに、班毎に実験の計画を立てておく。
第7回目
植生調査 コードラート法により、木本植物に主眼をおいた森林植生の調査を行う。野外調査に適した服装(実習着、作業用靴、軍手、帽子など)と装備(筆記用具など)を身につけて集合すること。また、植物(樹木)の形態と分類について予習しておくこと。
第8回目
植物機能の開発と
 資源植物研究 Ⅰ
研究課題の設定と情報の収集植物機能開発と資源植物に関する問題意識を持ち、両者を結びつけて考える力や、実物を通して学ぶ習慣を養う。
第9回目
植物機能の開発と
 資源植物研究 Ⅱ
研究課題に沿った現地調査と記録 Ⅰ目的にそった調査と記録の技術を学ぶとともにグループでの討議を通じてまとめと発表の準備を行う。
第10回目
植物機能の開発と
 資源植物研究 Ⅲ
研究課題に沿った現地調査と記録 Ⅱ目的にそった調査と記録の技術を学ぶとともにグループでの討議を通じてまとめと発表の準備を行う。
第11回目
大腸菌の形質転換遺伝子組み換えに用いる大腸菌の形質転換について学ぶ。形質転換とは何か、理解しておくこと。
第12回目
遺伝子解析技術の基礎ⅠPCRによる遺伝子増幅PCRの原理と実際の手順を学ぶ。
第13回目
遺伝子解析技術の基礎Ⅱ制限酵素を用いた物理地図の作成制限酵素切断断片パターンから片対数グラフを作成後DNAの長さを測定する。その値から、一番合理的な制限酵素地図を作成する。
第14回目
植物機能の開発と
 資源植物研究 Ⅳ
まとめとプレゼンテーションおよびディスカッション発表テーマの内容を班毎によくまとめ、人にわかりやすいプレゼンテーションの準備をする。
第15回目
まとめレポートの返却・評価レポート課題に関しての解説

教科書
生物資源学実験書
参考文献
随時紹介・ブラックボードに添付する場合もある。
成績評価方法
各項目あるいは領域毎にレポート課題が与えられる。そのレポート課題の評価とプレゼンテーションの評価を併せて総合評価とする。
そのほか受講者への指示/メッセージ
第4回目を5月9日(土)、第8回目を5月30日(土)に予定している。実験材料などの都合で、日程変更の可能性がある。常に掲示板を確認していおくこと。

更新日:02/17/2009
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