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分析化学(2008年度以前入学生対象)

科目
分析化学(2008年度以前入学生対象)
区分
生命化学科科目群
授業コード
5225050
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 水/34秋 木/34
単位数
4単位
担当者名
冨田 信一、小川 人士
授業の概要
近年、科学技術の進展により、高度な分析機器が開発され、簡便な操作で実験データを得ることが出来るようになってきた。しかし、その底流にある基礎的原理や法則を十分に理解していなければ、試料の前処理等、分析過程に誤りがあっても、気づかない危険性がある。また、自らの研究に新しい分析方法が必要になった場合、それを創造することは困難である。本授業では、前半に、酸と塩基、溶解などの化学平衡の理論と、容量分析・定性分析などの基本的分析法を通して分析化学の基礎を十分に学習する。後半では、最近の進歩により普及した光分析法や分離分析法等を解説する。
到達目標
基本的な原理や法則や各種反応、定量・定量に関する実験操作方法などを体系的に十分に理解すること。また、社会一般で普通に行われている分析機器類や方法の概略と理論、分析に際しての用語など、最低限知っておくべき知識を習得することを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
分析化学の概要と単位 分析化学の概要、物理量と単位分析化学Ⅰ・第一章を予習
第2回目
分析データの取扱い 分析データの取り扱い(有効数字、誤差・平均・標準偏差・検定)分析化学Ⅰ・第七章の該当箇所を予習
第3回目
酸・塩基の電離平衡 濃度と活量・酸と塩基の定義、濃度均衡、電荷均衡、プロトン均衡、緩衝液、加水分解分析化学Ⅰ・第二章を予習
第4回目
酸・塩基滴定 中和滴定と滴定曲線、指示薬について分析化学Ⅰ・第九章の該当箇所を予習
第5回目
錯体化学 錯体生成と、錯体生成平衡に影響を及ぼす因子、キレート滴定分析化学Ⅰ・第三章を予習
第6回目
沈殿の生成と溶解 溶解度積・金属水酸化物と金属硫化物の沈殿分析化学Ⅰ・第四章の該当箇所を予習
第7回目
沈殿の生成と溶解 共通イオン効果・異種イオン効果・分別沈殿分析化学Ⅰ・第四章の該当箇所を予習
第8回目
沈殿滴定モール法とファヤンス法分析化学Ⅰ・第九章の該当箇所を予習
第9回目
酸化と還元電極と酸化還元反応・酸化還元平衡分析化学Ⅰ・第五章を予習
第10回目
酸化還元滴定過マンガン酸滴定分析化学Ⅰ・第九章の該当箇所を予習
第11回目
天秤と重量分析法化学天秤・重量分析法分析化学Ⅰ・第八章を予習
第12回目
無機イオンの定性分析無機イオンの分析法・陽イオンの系統分析分析化学Ⅰ・第十章の該当箇所を予習
第13回目
無機イオンの定性分析陰イオンの系統分析定性反応・純度試験分析化学Ⅰ・第十章の該当箇所を予習
第14回目
有機物確認試験法官能基の定性分析・構造特異的反応分析化学Ⅰ・第十一章を予習
第15回目
中間試験

第16回目

光分析法光と物質・吸光光度法・比濁法・比ろう法分析化学Ⅱ・第一章の該当箇所を予習
第17回目
光分析法蛍光 化学発光分析法・原子スペクトル分光法分析化学Ⅱ・第一章の該当箇所を予習
第18回目
熱分析法示差熱分析法・示差走査熱量測定法・熱質量測定法分析化学Ⅱ・第二章を予習
第19回目
定性分析および構造解析概説・紫外可視吸収スペクトル分析化学Ⅱ・第三章の該当箇所を予習
第20回目
定性分析および構造解析施光度・施光分散・円2色性分析化学Ⅱ・第三章の該当箇所を予習
第21回目
分離分析クロマトグラフィーの原理・溶媒抽出分析化学Ⅱ・第四章の該当箇所を予習
第22回目
分離分析吸着・分配・イオン交換クロマトグラフィー分析化学Ⅱ・第四章の該当箇所を予習
第23回目
分離分析ゲルクロマトグラフィー・アフィニティークロマトグラフィー分析化学Ⅱ・第四章の該当箇所を予習
第24回目
分離分析高速液体クロマトグラフィー・ガスクロマトグラフィー分析化学Ⅱ・第四章の該当箇所を予習
第25回目
酵素を用いる分析法酵素反応の基礎、フローインジェクション法分析化学Ⅱ・第五章を予習
第26回目
結合タンパク質を用いる方法原理、免疫測定法分析化学Ⅱ・第六章を予習
第27回目
遺伝子分析概要分析化学Ⅱ・第七章の該当箇所を予習
第28回目
遺伝子分析DNAチップ、マイクロアレイ分析化学Ⅱ・第七章の該当箇所を予習
第29回目
環境分析有機汚染物質の化学分析分析化学Ⅱ・第七章の該当箇所を予習
第30回目
期末試験

教科書
分析化学Ⅰ&Ⅱ/南江堂
参考文献
基礎分析化学/化学同人
成績評価方法
中間試験および期末試験の総合による評価
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/15/2007
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