授業の概要 | 近年、科学技術の進展により、高度な分析機器が開発され、簡便な操作で実験データを得ることが出来るようになってきた。しかし、その底流にある基礎的原理や法則を十分に理解していなければ、試料の前処理等、分析過程に誤りがあっても、気づかない危険性がある。また、自らの研究に新しい分析方法が必要になった場合、それを創造することは困難である。本授業では、前半に、酸と塩基、溶解などの化学平衡の理論と、容量分析・定性分析などの基本的分析法を通して分析化学の基礎を十分に学習する。後半では、最近の進歩により普及した光分析法や分離分析法等を解説する。 |