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生物統計学

科目
生物統計学
区分
生物環境システム学科科目群
授業コード
5215030
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
関川 清広
授業の概要
諸君はこれから,参考書,統計資料,学術論文などを通じて,さまざまなデータに接することになる。それらのデータの意味をいかにして理解すればよいのか。また,それらのデータは,いかにして得られ,整理されているのか。本講義は,データを扱うテクニック(読み方,まとめ方)の基本を学び,研究におけるその重要性を理解することを目的として授業を行う。本講義の内容は実験・実習授業や卒業研究に応用できることを意識して授業に臨んで欲しい。授業中に実際に計算演習を行うので,MyPCまたは電卓(少なくとも平方根キーが必須)を各自持参すること。
到達目標
到達目標は,次の3点である.
1.基礎的な統計学用語に習熟する
2.文献にあるデータの意味,図表を読み解く基礎を養う
3.各自が調査・実験データを整理・集約できるための素養を養う
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
データの表現様式1 資料中のさまざまなデータの読み方様々な教科書,参考書から,図表の事例を探しておくこと
第2回目
データの表現様式2 データ収集とまとめ(グラフや表).統計学の重要性同上.また過去の実験・実習レポートのデータを持参すること.教科書6~7,10,215ページを参照しておくこと
第3回目
統計の基礎1 統計学とは何か,母集団と標本教科書3~16ページを予習しておくこと
第4回目
統計の基礎2 変数の種類と意味同上
第5回目
基本統計量1 種類と意味(平均値,分散,標準偏差,変動係数ほか),標本分布,分布モデル 教科書16~25ページを予習しておくこと
第6回目
基本統計量2 代表値の求め方と使い方,計算演習同上.また,MyPCの表計算ソフト,関数電卓の操作に習熟しておくこと
第7回目
基本統計量3 ばらつきの求め方と使い方,計算演習同上.また,MyPCの表計算ソフト,関数電卓の操作に習熟しておくこと
第8回目
中間まとめ1中間試験,復習教科書,ノート,配付資料等を整理しておくこと.ソフト等の使用法に習熟しておくこと
第9回目
検定1概念と検定法の選び方教科書29~30ページを復習の上,71~73ページを予習しておくこと
第10回目
検定2パラメトリック検定:2標本の平均値の差についてのt-検定法教科書157~171ページを予習しておくこと
第11回目
検定3ノンパラメトリック検定:マン・ホイットニーのU検定法教科書74~87,98~121ページ,を予習しておくこと
第12回目
中間まとめ2中間試験,復習教科書,ノート,配付資料等を整理しておくこと.ソフト等の使用法に習熟しておくこと
第13回目
回帰と相関1一次回帰教科書95~97,141~150,196~212ページを予習しておくこと
第14回目
回帰と相関2相関と相関係数教科書95~97,141~150,196~212ページを予習しておくこと
第15回目
期末試験教科書,ノート,配付資料等を整理しておくこと.ソフト等の使用法に習熟しておくこと

教科書
生物統計学入門/石井 進/培風館, 授業時に適宜プリントを配布予定
参考文献
生物学を学ぶ人のための統計のはなし/粕谷英一/文一総合出版, 学会・論文発表のための統計学/浜田知久馬/真興交易医書出版部,他多数(第1回目の授業時に一覧表を配布予定)
成績評価方法
中間試験40%,期末試験40%,出席および授業態度20%
そのほか受講者への指示/メッセージ
「数学が苦手だから,統計学も苦手・・・」という学生が多い.確かに統計学を理解し,使いこなすことは一朝一夕にはできない.しかし,研究データを扱って行く上で,統計学の利用は不可欠である.統計学をツールとして使いこなすための入口として,本授業を味わって欲しい.

更新日:01/28/2008
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