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インフォーマルラーニング
科目
インフォーマルラーニング
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
1700155
、
5700084
開設セメスター
2S
、
3S
曜日・時限
春 金/56
、
秋 水/78
単位数
2
単位
担当者名
勝尾 彰仁
授業の概要
“不思議の起源”と“納得の構造”を探る営みーこれがインフォーマルラーニングの実践的定義である。その学習活動は日常のあらゆる場面で成立する可能性を持つ反面、従来の教育学的知見に加えて脳神経科学や認知心理学等から「学び」を幅広く捉え直す作業によって初めて理解できる多彩な現象を含んでいる。この授業では、従来学校という空間で限定的かつ特権的に考察されてきた学習・教育という行為の批判的考察を通して、より包括的日常的で生命的普遍的な学習原理を探求する。
到達目標
インフォーマルな学習の基本概念と背景となる考え方を学びながら具体的問題を "嗅ぎ分け"、“高純度化”して創造的に解決するための知識を習得することを目標とする
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション
脳研究と学習科学の邂逅
第2回目
脳以前
学習とは何だろうか
BlackBoard@Tamagawa上に指示される教科書の該当ページを予習する。
第3回目
脳の出現
学校教育の学習原理とその批判的考察
同上
第4回目
情動と感情
脳と身体が生み出す機能1
同上
第5回目
知覚と記憶
脳と身体が生み出す機能2
同上
第6回目
意識と言語
脳と身体が生み出す機能3
同上
エッセイ1
第7回目
創造性と倫理観
意識と言語の彼方に出現するもの
同上
第8回目
知能発達と感覚教育1
感覚教育の重要性1
同上
第9回目
知能発達と感覚教育2
教師機能の批判的考察
同上
第10回目
認知支援システムとしてのインフォーマル学習1
感覚教育の重要性2
同上
第11回目
認知支援システムとしてのインフォーマル学習2
集団内に生まれる判断基準
同上
第12回目
集団による意思決定1
集団内の意見相違とその調整
同上
エッセイ2
第13回目
集団による意思決定2
物理空間、情報空間、生理知覚空間との関係
同上
第14回目
クオリティー・オブ・ライフ
脱学習と場の教育学
同上
第15回目
まとめ
“神経神話”を超えて
同上
教科書
開講時に指定する。また必要資料として配布する。
参考文献
OECD教育研究革新センター(CERI)編著:「脳を育むー学習と教育の科学」明石書店 2005年
成績評価方法
エッセイ(5ページ以内×2回)40%、タームペーパー(15ページ以内、学期末提出)50%。その他に授業貢献度(発言およびボランティア行為等)を10%で評価します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
脳科学、体験型ミュージアム、科学教育に興味のある学生の受講を歓迎しますが、各々の分野についての予備知識等は問いません。ただし「科学教育」または「生活と科学」と併せて受講することがこの分野の理解を深めるためにより望ましいでしょう。
更新日:
02/17/2009
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