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日本語学概論

科目
日本語学概論
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
1700144
開設セメスター
2S
曜日・時限
春 金/12
単位数
2単位
担当者名
宮田 聖子
授業の概要
日本語学として扱われる分野の中から基本的なものをとりあげ、具体的な事例にあたり、内省、分析をしながら概観します。講義の前に身近な日本語から何らかのクイズや課題を提出します。それについて考えてみることで、日本語に対する客観的な見方を養っていってほしいです。
到達目標
今まで無意識に使用してきた日本語に客観的な目をむけ、自分なりに観察、分析ができるようになることが目標です。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
日本語学とは何か 授業の進め方の説明
日本語学とは何かを考える
自分の日本語の使い方が他の人と違うと感じたこと、あるいは指摘を受けたことがあるか、考えておく。
第2回目
世界の中の日本語 世界の中で「日本語」はどんな位置にあるか
日本語と言語学の諸分野
世界にはさまざまな言語があるが、日本語はその中で特異な存在なのか、考えておく。
第3回目
日本語の音声1 日本語の母音・子音の発音「あ・い・う・え・お」の中で一番口を大きく開けているのはどれか、観察してくる。
第4回目
日本語の音声2 異音とさまざまな変音現象「三倍・三回・三頭」に現れる「ん」は同じか、「洗濯機・蓄音機」の「く」は同じか、考えておく。
第5回目
日本語の音声3 アクセントとイントネーション「花」と「鼻」のアクセントはどう違うか。「バナナ」と「バナナパフェ」の「バナナ」のアクセントはどう違うか考えておく。
第6回目
日本語の語彙1 基本語と基礎語
語構成
「たこ焼き」「人形やき」「鉄板焼き」「浜焼き」、それぞれ何を焼くのか、考える。
第7回目
日本語の語彙2 語種・語の位相あらたまった場では使わず、仲間内でのみ使用する語彙をあげておく。
第8回目
日本語の語彙3語義・類義語と反義語「頭」の意味を辞書で調べておく。
第9回目
日本語の文法1品詞、動詞の活用過去に勉強した品詞や動詞の活用を思い出しておく。
第10回目
日本語の文法2文の構造と文法カテゴリー「私は昨日雨に降られていたかもしれなかった。」の述語部分にはどんな文法的意味が見られるか考える。
第11回目
日本語の文法3ヴォイスとアスペクト「ご注文の品を何なりと作らさせていただきます。」はどこがおかしいのか考える。
第12回目
日本語の表現1待遇表現(敬語を中心に)「明日うかがいます。」と「明日参ります。」では行き先が違うか考える。
第13回目
日本語の表現2待遇行動(配慮行動を中心に)目上の人がつまらないギャグを言った時、どんな反応をするか考える。無視する、ウケル、ツッコム?
第14回目
日本語の表記平仮名・カタカナ・ローマ字・漢字カタカナで表記する言葉にはどんなものがあるか、また、カタカナで表記するとどんな効果があるか考える。
第15回目
まとめ重要事項の解説や質問の受付勉強した事を復習してくる。

教科書
随時プリントを使用
参考文献
『日本語学を学ぶ人のために』 玉村文郎(編)世界思想社    『新しい日本語学入門』庵 功雄 スリーエーネットワーク  など
成績評価方法
平常点(授業中の参加度)と学期末のテストの成績を総合して評価します。 進行の具合によっては中間テストや課題を行い成績に反映します。
そのほか受講者への指示/メッセージ
Bbに授業で使用する資料を掲載します。各自プリントアウトして授業に臨んでください。 自分自身が使っている、また、自分を取り巻いている日本語が題材です。普段から自分や周囲の人が話す日本語に意識を向け、客観的に観察する目を養ってください。新しい発見があるかもしれません。

更新日:02/06/2009
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