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知覚と学習

科目
知覚と学習
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
5700092
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/12
単位数
2単位
担当者名
岡田 浩之、鮫島 和行
授業の概要
人間の脳の高次機能の重要な機能に記憶と学習の機能がある。脳は、現在のコンピュータによる記憶方式と全く異なった記憶システムである。これによって人間は簡単に誤りが訂正でき、すばやく、優れたパターン認識ができる。人間はどのような原理で学習し、それを理解しているのだろうか。このベールに包まれている脳の知覚と学習のメカニズムを理解する。講義では、脳の基本要素である神経細胞の働きから説明を始め、その神経回路網による脳の記憶・学習のしくみを認知心理学も組み入れながらわかりやすく解説する。
到達目標
脳における知覚と学習のメカニズムについて理解すること。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス 講義内容、講義要領、講義日程などについて解説する。シラバスを熟読しておく。
第2回目
イントロダクションと脳の基礎 講義の概要を説明し、知覚と学習を実現する脳の生物学的な基礎を学ぶ。
第3回目
「学習」するということ 「機械」の学習と比べることで「ヒト」の学習のメカニズムを学ぶ。「学習」についてのトピックを、Webや新聞などで調べてくる。
第4回目
日常の記憶 日常の出来事の記憶を話題に認知的記憶研究について学ぶ。「記憶」についてのトピックを、Webや新聞・雑誌などで調べてくる。
第5回目
記憶の神経機構 学習の基礎となる記憶の神経機構について学ぶ
第6回目
空間認知と方向音痴 アンケート調査では約半数の人たちが自分は方向音痴だと思っている結果が出ているが、方向音痴の原因は明らかにされていない。ヒトの空間認知能力と方向音痴の関係や、方向音痴の計算機モデルなどについて学ぶ。「空間認知」「方向音痴」というキーワードを使って、トピックをWebや新聞・雑誌などで調べてくる
第7回目
感覚の統合と社会的認知 視覚や聴覚など複数の感覚の関わりと、社会的認知における心の働きを学ぶ。「社会的認知」についてのトピックを、Webや新聞・雑誌などで調べてくる。
第8回目
中間試験
第9回目
読む・書く・計算する能力ヒトは、いったいどのようにして文や文章を理解しているのか?文章理解はどのような知識に基づいているのか?「文章理解」についてのトピックを、Webや新聞・雑誌などで調べてくる。
第10回目
言語の認知のその発達音表象の生得性を話題に、乳児の前言語から語彙獲得までの発達過程について学ぶ。「語彙獲得」についてのトピックを、Webや新聞・雑誌などで調べてくる。
第11回目
感覚の神経機構視覚や聴覚などの感覚器から脳はどのような入力を受けて、どのように処理しているのかについて学ぶ。脳の基礎について小テストを行うので復習しておくこと
第12回目
知覚の神経機構さまざまな感覚入力を知覚に結びつけるための脳の仕組みについて学ぶ。感覚の神経機構について小テストを行うので復習しておくこと
第13回目
意思決定の神経機構様々な入力情報から判断を行い行動をする脳の仕組みについて学ぶ。知覚の神経機構について小テストを行うので復習しておくこと
第14回目
脳の発達脳は生まれてからどのように発達して行くのか、その生物学的基盤を学ぶ意思決定の神経機構について小テストを行うので復習しておくこと
第15回目
期末試験

教科書
参考文献
成績評価方法
中間試験と期末試験を実施する。他に、授業中に行う小テストの点数、出席状況を加味して総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/07/2009
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