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環境社会学

科目
環境社会学
区分
リベラルアーツ学科科目群
授業コード
5700009
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/34
単位数
2単位
担当者名
下村 恭広
授業の概要
 本講義では、自然環境と人間との関係について社会学的な視点に立って分析する方法を説明する。人間は自分を取り巻く自然環境とどのようにかかわり合ってきたのか。そのかかわり方はどのような文化を生み出してきたのか。そのかかわり方について近年どのような問題が生じているのか。これらの問いを、主として現代日本社会における事例を紹介しながら説明していく。現在でもなお解決が果たされない公害問題について触れるほか、水やごみなど身の回りにあるものを取り上げ、受講生が講義で説明する問題を自分の生活と結び付けて考えていけるように工夫したい。
到達目標
環境問題の因果関係について社会学的な概念を用いて説明することができるようになる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
コースガイダンス 授業の進め方、成績評価方法についての説明シラバスを読む
第2回目
環境破壊の社会的メカニズム(1) 戦後日本の公害・環境問題の事例を振り返る。指定した文献・資料を読んでくる。
第3回目
環境破壊の社会的メカニズム(2) 環境破壊の発生の仕組み、その被害構造について解説する。指定した文献・資料を読んでくる。
第4回目
環境破壊の社会的メカニズム(3) 環境破壊に対する制度・組織の対応とその問題点について考える。指定した文献・資料を読んでくる。
第5回目
環境破壊の社会的メカニズム(4) 産業革命以降の環境破壊の歴史を振り返るとともに、環境破壊を幾つかのタイプにわけて考える。指定した文献・資料を読んでくる。
第6回目
水から考える環境問題(1) 日常生活における水の使い方の歴史的変遷を振り返る。指定した文献・資料を読んでくる。
第7回目
水から考える環境問題(2) 現代の都市生活における水の使い方の特徴とその問題点を考える。指定した文献・資料を読んでくる。
第8回目
水から考える環境問題(3)水環境をめぐるコモンズの意義について考える。指定した文献・資料を読んでくる。
第9回目
ごみから考える環境問題(1)ものがごみとして認識される社会的文脈について考える。指定した文献・資料を読んでくる。
第10回目
ごみから考える環境問題(2)大量生産・大量消費社会における廃棄行為を支えている制度や組織を説明する。指定した文献・資料を読んでくる。
第11回目
ごみから考える環境問題(3)ごみが社会問題化する理由を考える。指定した文献・資料を読んでくる。
第12回目
環境問題解決と社会制御(1)環境問題解決のための手立てについて、市場メカニズムを重視する立場のものと、政府による規制を重視する立場について紹介する。指定した文献・資料を読んでくる。
第13回目
環境問題解決と社会制御(2)環境問題解決における市民活動の意義について紹介する。指定した文献・資料を読んでくる。
第14回目
環境問題の社会学的研究(1)これまでの事例を振り返りながら、環境問題への社会学的アプローチの特徴について説明する。指定した文献・資料を読んでくる。
第15回目
環境問題の社会学的研究(2)これまでの事例を振り返りながら、環境問題への社会学的アプローチの特徴について説明する。指定した文献・資料を読んでくる。

教科書
使わない。レジュメを配布する。
参考文献
飯島伸子編 1993『環境社会学』有斐閣 / 飯島伸子・ほか編 2001『講座環境社会学』(第1巻~第5巻)有斐閣 / 嘉田由紀子 2002『環境学入門9 環境社会学』岩波書店 / 鳥越皓之編 2000-03 『シリーズ環境社会学』(第1巻~第6巻)新曜社
成績評価方法
授業中に課す課題とテストの結果により評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/19/2009
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