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児童理解と教育相談

科目
児童理解と教育相談
区分
リベラルアーツ学部教職関連科目群
授業コード
8050013
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
原田 眞理
授業の概要
連日マスメディアを通じて、某か子供にまつわるニュースが伝えられている。それは、日本社会の在り方、学校の在り方、家族の在り方、両親、子供同士の人間関係などが絡み合って出現した現象ともいえる。教育相談において、それらをどのように扱っていけばよいのか。1.児童の身体的・心理的理解を深めること。2.教育相談の基礎的、初歩的な知識を身につけること。を軸として、具体的な事例をあげながら、児童の視点、両親の視点、教師の視点、教育相談の臨床心理士の視点などから説明し、単に教科書的に当てはめるのではなく、その場で自らが考えるという力も養っていきたいと思う。
到達目標
児童の心理的、身体的理解を深めることができる。その知識をもとに、学校における問題を理解し、教育相談の基礎を習得することができる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
導入 児童理解、学校、教育、教育相談とは以下授業の前に考えてきてほしいテーマをあげます。
今なぜ、児童、教育相談が大切なのかを考えてみよう。
第2回目
教育相談とは 教育相談、カウンセリングとは何か。
臨床心理士の資格について知る。
カウンセリングを自分が受けるとしたらどのようなことを考えるか。
第3回目
児童の理解 児童の心身の健康な発達。発達障害、精神障害についての学習。この時期の発達課題は何だろうか。
第4回目
青年期の理解 青年期の心身の健康な発達。発達障害、精神障害についての学習。この時期の発達課題は何だろうか。
第5回目
心理療法とは 心理療法の基礎について学ぶ心理療法にはどんなものがあるだろうか。
第6回目
学校における問題 いじめ、不登校、学級崩壊、発達障害など。
教師の精神衛生について考える。
現場ではどんな問題が起きているのだろうか。
第7回目
教育相談における児童との関わり さまざまな主訴を訴える児童が相談にくるが,その背景の捉え方、考え方について学ぶ来室した児童との最初の出会いをどのように工夫したらよいだろうか。
第8回目
教育相談における親との関わり、連携親へのガイダンス、親自身の心理的問題について学ぶ。興奮したり憔悴している親にどのように対応したらよいだろうか。
第9回目
教育相談における教師との連携及びスクールカウンセラーとの連携教師と臨床家の共通点と相違点
自分が教師だった場合、どのようにスクールカウンセラーに相談するか、どのように連携するか
不登校の児童は学校に行くようになることが目的なのか?
第10回目
学業相談算数、国語など学業に問題が現れてきた場合、授業の工夫の仕方、個別指導の仕方について自分が教師になった場合、具体的にどう指導するだろうか?
第11回目
事例を通して学ぶ
1.いじめ、暴力
いじめや暴力の現状をつかみ、対応方法を考える自分が教師の立場、臨床家の立場にある場合、どのように考えるか。
第12回目
事例を通して学ぶ
2.不登校、ひきこもり
不登校児、ひきこもっている児童の心理、治療を考える自分が教師の立場、臨床家の立場にある場合、どのように考えるか。
第13回目
事例を通して学ぶ
3.心療内科的疾患
身体症状を持っている児童についての理解を深める自分が教師の立場、臨床家の立場にある場合、どのように考えるか。
第14回目
事例を通して学ぶ
4.精神科的疾患
精神的な問題を持っている児童についての理解を深める自分が教師の立場、臨床家の立場にある場合、どのように考えるか。
第15回目
まとめ教育相談で何ができるか自分に何ができるだろうか?

教科書
プリントを用意します
参考文献
随時,参考となる本を紹介します
成績評価方法
受講人数にもよるが、基本的に小テスト及び試験
そのほか受講者への指示/メッセージ
教職、子供に携わる職業を目指す人に受講してほしいと思います。受講者数によりますが、一部演習的な授業とし、発表や討議を取り入れます。欠席をしないこと。

更新日:02/06/2009
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