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物理学B(電気)

科目
物理学B(電気)
区分
機械情報システム学科科目群
授業コード
1300021130002253000215300022
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 木/56春 木/78秋 金/12秋 金/34
単位数
2単位
担当者名
小林 和彦、黒田 潔
授業の概要
電磁気学の入門として、静電気を中心に直流回路までを学習する。電磁気現象全般を見渡しながら、クーロンの法則から電場を通して”場”の考え方をしっかり身につける。微分、積分およびベクトル解析の知識を用いるが、必要に応じてそれらの説明を加えられながら講義は進行する。基本的な物理概念について学び、原理原則に則った物理現象について考察することにより、現象に科学的な説明を与えることができるようになることを目的とする。
到達目標
”場”を基にした電磁気学の考え方ができる。電磁気学に関する色々な法則を学習し、物理状態を求めることができる。ベクトル、微分、積分を使った計算ができる。これらを基に、クーロンの法則や電場・電位の定義と考え方を中心とする電磁気学について、様々な現象の原理の簡単な説明をすることができる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
電磁気学の基礎 電荷と電荷の保存則目に見えない電気およびその現象の表現の仕方、電磁気の内容の大前提となる保存則を学習する。
第2回目
クーロンの法則 クーロンの法則とそのベクトル表現静電気の始まりのところなので、現象の理解、静電気力の式での表現、公式の理解などしっかりと身につける。基礎的なベクトルを予習する。
第3回目
電場 電場(電界)の考え方と電気力線電気的な“場”の考え方、表現方法など、理解しにくいところなのでじっくりと取り組む。
第4回目
電場のベクトル的表現 3次元座標で表される電場のベクトルを使っての計算座標系、ベクトル、微分、積分などは授業中に適宜演習をしながら学習する。
第5回目
ガウスの法則 ガウスの法則の考え方と数式による表現ガウスの法則の証明ができるようにする。
第6回目
電場の計算 ガウスの法則を用いた電場の計算代表的な例題で学習する。
第7回目
中間試験 ここまでの範囲の習得度を確認する。
第8回目
電位電位の定義と考え方電場中で電荷を運ぶ仕事と位置エネルギーを使っての電位の理解、電位の基準点の考え方などを学習する。
第9回目
電位の計算電位の計算と単位のまとめ理解しにくい電位を代表的な例題で学習する。クーロン力、電場、電位の単位をまとめる。
第10回目
導体と静電場導体内部および表面の電場導体と電場、静電誘導、静電遮蔽などをまとめる。
第11回目
コンデンサーコンデンサーの考え方、容量の定義とその値の求め方今まで学習した電場、電位をもちいて電気を蓄えるコンデンサーを調べる。
第12回目
電場のエネルギーコンデンサーの接続とコンデンサーに蓄えられるエネルギー回路的な内容も含めたコンデンサーの取り扱いを調べる。
第13回目
誘電体分極現象の説明、誘電体とコンデンサー誘電体(絶縁体)の内部の電気的現象調べる。
第14回目
電流と抵抗電気伝導の考え方とオームの法則電流から電流密度を定義し、抵抗率、電気伝導率、ジュール熱、電力などを学習する。
第15回目
直流回路電気回路とその計算電池の起電力、キルヒホッフの法則を使った回路網の計算法を調べる。

教科書
「物理学基礎(第3版)」/原康夫/学術図書出版社/2520円
参考文献
成績評価方法
定期試験を試験期間に実施する。毎授業後の課題、中間試験および定期試験(全範囲)を割合配分して評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
春学期開講について
・「物理学基礎」を履修する必要がある学生は「物理学A(力学)」を受講したのち「物理学B(電気)」を受講するのが望ましい。
秋学期開講について
・「物理学A(力学)」が不合格の学生、および中間試験の結果により指定された学生は、「学習支援【物理学B(電気)】」に必ず出席すること。その学習支援への出席状況、勉学態度および習得状況が「物理学B(電気)」の成績評価に反映される。

更新日:01/15/2009
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