授業の概要 | 物理化学は、熱力学、量子化学および化学反応論の三つの分野から構成される。まず熱力学は、機械工学,化学工学,原子力工学,宇宙工学,環境工学などの基本であるため、熱力学第一法則、熱力学第二法則さらに熱力学第三法則を気体の分子論をもとに、実験・理論の両面から丁寧に説明する。量子化学は、分子論から発展したもので近年物理化学の本質となっており、気体、液体(溶液)、固体の挙動を理解・説明するためにその重要性が増している。さらに量子化学により反応性が説明される化学反応論へと展開している。この講義では、それらの基本的な概念を理解するとともに、物理化学の各論として、溶液、溶液中の電解質、分光学、回析および電気的性質を把握する。 |