授業計画 | テーマ | 内容 | 学習課題 |
第1回目 | 序論 | 神経科学の発展の歴史と周辺分野
「こころ」の問題
ヒューマンインターフェース | 予習の必要はありません。毎回の授業後にレポートを出します。その課題を通して、その単元の詳細を自分で調べることを通して、より理解を深めてください。 |
第2回目 | ニューロンと神経伝達 | ニューロンの興奮と活動電位、
イオンチャンネルと平衡電位 | |
第3回目 | | シナプスと神経情報伝達
脳の情報伝達と情報処理の基礎 | |
第4回目 | | ノーベル賞をもらったHH方程式(神経膜モデル) | |
第5回目 | 神経情報と神経回路網 | 神経回路網のハードウエアとソフトウエア
(回路網の構造、活動電位の時空間パターン)
コラム構造・階層構造とスパースコーディング
(おばあさん細胞、トップダウン・ボトムアップ) | |
第6回目 | 記憶・学習とニューロコンピューティング | シナプスの可塑性、Hebbの学習仮説
神経の結合様式、フリップフロップ、側抑制 | |
第7回目 | 神経回路網の情報処理機能 | 神経回路網の動作原理と数理
(形式ニューロン、パーセプトロンなど) | |
第8回目 | 視覚・聴覚の情報処理 | アニメーション、視覚の心理現象、画像処理フィルタ
(Marrの視覚理論、選択的注意など)
聴覚の心理物理的特性、音声の解析 | |
第9回目 | 神経計の信号計測 | 神経微小電気信号計測(電極、雑音)、運動の制御、人工の手 | |
第10回目 | | 感覚の情報処理、脳波計測と解析(覚醒と睡眠) | |
第11回目 | 神経信号の処理手法 | 神経インパルスの時系列分析I
(調和解析、相関解析、間隔ヒストグラム) | |
第12回目 | | 神経インパルスの時系列分析II
(エルゴード過程、定常性の検定、カオス) | |
第13回目 | 脳研究のメソドロジー | 分子レベルの研究法、ニューロンレベルの研究法
(ノックアウトマウス、パッチクランプ法など) | |
第14回目 | | システムレベルの研究法
(HRP法、モロクルナル染色法、マルチ電極法) | |
第15回目 | | 脳機能を可視化する非侵襲技術
(fMER,MEG,PETなど) | |