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バイオインフォマティクス

科目
バイオインフォマティクス
区分
知能情報システム学科科目群
授業コード
5391280
開設セメスター
7S
曜日・時限
秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
佐々木 哲彦
授業の概要
DNAは生物の遺伝情報を担う物質である.第1回から第6回までの授業で,遺伝情報とは何か,またDNAが遺伝情報をもつということはどういうことかを説明する.第8回以降の授業は,PC演習室で行う.DNAデータベースを利用しながら遺伝子の構造と進化を概説し,さらに遺伝情報にもとづいて脊椎動物の進化の歴史を推定してみる.
到達目標
DNA,RNA,タンパク質のそれぞれの機能と相互の関係を理解する.
DNAデータベースにアクセスし,登録されている情報を利用する.
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
バイオインフォマティックスとは何か 生物の特徴と遺伝子の機能を概説生物と無生物の違いを理解する
第2回目
細胞の構造と機能 生物の体は細胞から構成される.1つの細胞が1つの生命となっているゾウリムシを例に細胞機能を説明ゾウリムシが生きていくために,どれだけ複雑なことが細胞内で起こっているかをイメージする
第3回目
タンパク質の構造と機能 タンパク質は20種類のアミノ酸がつながったものである.生命活動はタンパク質の働きによって維持されるタンパク質の様々な機能を列挙する
第4回目
DNAの構造と機能 DNAの構造と,DNAの情報に基づいてタンパク質が作られる過程を説明DNAの情報からタンパク質が作られる際のRNAの働きを具体的に説明する
第5回目
DNAの複製 DNAの複製メカニズムを説明DNAには方向性があることを理解し,その複製のメカニズムを説明する
第6回目
PCRと塩基配列決定法 試験管内でDNAを増幅する画期的な方法であるPCR法と,DNAの暗号を読み解く方法を説明PCR法と塩基配列の決定法の原理を理解し,具体的に説明する
第7回目
第6回までの復習 第6回までの授業の復習テストとその解説これまでの授業のポイントで,まだ理解できていないところをマスターする
第8回目
シークエンスデータの解析1DNAの塩基配列を決定することをシークエンスという.実際のシークエンスデータをPCで解析するシークエンスデータの解析法を理解する
第9回目
シークエンスデータの解析2シークエンスデータをPCで解析するシークエンスデータを自分で解析する
第10回目
DNAデータベースDNAデータベースにどのような情報が登録されているかを説明データベースに実際にアクセスしてみる
第11回目
遺伝子の構造DNAデータベースを利用して,遺伝子とタンパク質の関係を説明遺伝子の塩基配列とタンパク質のアミノ酸配列を関係づける
第12回目
遺伝子の比較DNAデータベースを利用して,ヒト,サル,ネズミの遺伝子を比較してみる遺伝子の進化の様子をイメージする
第13回目
分子進化速度ヒト,ネズミ,カエルの遺伝子を比較し,分子進化速度について議論する分子進化速度の特徴を理解する
第14回目
分子系統樹の作成1ヒト,チンパンジー,ピグミーチンパンジー,ゴリラ,オランウータンの関係を遺伝子レベルで推定する分子系統樹の作り方を理解する
第15回目
分子系統樹の作成2哺乳類,鳥類,爬虫類の関係を推定する必要な情報をデータベースから集め,自分で分子系統樹を作成してみる

教科書
参考文献
成績評価方法
第7回に分子生物学の基礎に関する筆記試験を行う
最終回に実際にPCを使って簡単な課題を解く
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:12/29/2008
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