検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

物理学II

科目
物理学II
区分
機械システム学科科目群
授業コード
1390030
開設セメスター
2S3S
曜日・時限
春 火/67秋 火/12
単位数
2単位
担当者名
加園 克己
授業の概要
質点の力学(物理学Ⅰ)の知識をもとに、質点の集まり(質点系)や大きさのある物体の力学を学ぶ。質点系の運動は系全体の運動量および角運動量の変化で表され、剛体は回転の運動方程式にしたがう。弾性体の力学では応力による変形について学び、流体の力学では静止流体および運動流体の基本を学ぶ。
到達目標
質点の力学(物理学Ⅰ)に続く、剛体の力学、弾性体の力学、流体の力学に関する法則を習得する。ベクトル、微分、積分を使った計算ができるようにする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
質点系の力学 力のモーメント、角運動量物理学Ⅰのつづきの内容になるので、物理学Ⅰの復習を十分にしておくとともに、予習をかかさないように心がけて授業にのぞむようにすること。
第2回目
運動量の法則、重心運動の方程式質点が複数あるときの運動について学ぶ。
第3回目
角運動量の法則ベクトル積(外積)の計算が出でくるので、スカラー積を復習しておくこと。
第4回目
2体問題、衝突2つの物体の重心の運動と質点の衝突を学ぶ。
第5回目
剛体の力学 剛体の角運動量、慣性モーメント慣性モーメントの計算、大きさのある物体の回転運動を学ぶ。
第6回目
剛体の力学的エネルギー大きさのある物体の回転運動を学ぶ、回転運動方程式が出でくる。
第7回目
固定軸がある場合の剛体の運動剛体振子の周期などについて学ぶ。
第8回目
剛体の平面運動(軸が移動する場合)円柱、球の回転運動について学ぶ、重心の運動方程式と回転運動方程式の両方をあつかう。
第9回目
弾性体の力学ひずみと応力、ヤング率(伸びの弾性率)弾性体の力学を学ぶ。
第10回目
剛性率(ずれの弾性率)、体積弾性率変形と力が比例することを学ぶ。
第11回目
たわみとねじれ、ひずみエネルギー弾性係数の定義
第12回目
流体の力学流体、静止流体内の圧力静止している気体と液体に関する力学
第13回目
連続の方程式、ベルヌーイの定理流れる流体に関する法則を学ぶ。
第14回目
粘性流体流体中で運動する物体に働く粘性抵抗、慣性抵抗について学ぶ。
第15回目
講義全体のまとめ講義全体のまとめ講義範囲について重要事項のまとめを行う。

教科書
「物理学基礎(第3版)」/原康夫/学術図書出版社/2520円
参考文献
授業時間に適宜紹介
成績評価方法
小試験、期末試験、参加度をもとに評価
そのほか受講者への指示/メッセージ
物理学Ⅰを受講していること。学生の参加度と理解度に応じて、講義項目の順番と説明の深さ、小試験の回数を決定する。具体的な物体についての力学が多くなり、わかりやすいが、計算が面倒なのと進度が速くなるので予習、復習は必ずすること。

更新日:02/19/2009
検索トップページ担当別50音一覧