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ケーススタディI

科目
ケーススタディI
区分
マネジメントサイエンス学科科目群
授業コード
53930701393140
開設セメスター
5S6S
曜日・時限
春 月/123秋 水/123
単位数
1単位
担当者名
直井 知与、小野 道照
授業の概要
本実験では、製造工程の管理・改善に関わる工程設計活動及び品質改善活動の進め方を取り上げる。前者では、定められた品質Q(quality)・原価C(cost)・数量及び納期D(delivery,duedate)で生産するため、またはQ・C・Dに関する最適化を図るために、加工組立作業の内容、工作方法、作業工程の順序及び工具類の設計・準備など生産技術を含めた生産方式を決定する工程設計活動について、後者では、実例に基づいた品質問題を取り上げ、その問題を実証的に解決していくQC的問題解決法(QCストーリー)に基づいた品質改善活動について、ゲーム感覚で管理・改善の進め方を理解する。
到達目標
製造段階での管理・改善活動の考え方及び進め方の理解
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
工程改善について 矢落しゲームの進め方と成績評価について解説する。そのことによって作業のばらつき要因の重要性を学ぶ。両方のテーマについて解説をますので、基本知識として標準作業とは何か、データ開設に必要な文献を用意しておくこと。
第2回目
工程設計1 矢落しゲーム1:チームごとに各々のやり方で矢を落とし、データを計測する。計測のし方自身にもばらつきがあることを学ぶ。事前に矢落としゲームのルールを読んで理解しておくこと。レポート用紙、グラフ用紙等必要なものを用意しておく。
第3回目
工程設計2 矢落しゲーム2:特定のメンバーを作業者として選定する。その選定理由について、「データ」から決定できるよう解析手順を学ぶ。チーム・メンバー全員の作業手順、データを採取しておくこと。
第4回目
工程設計3 矢落しゲーム3:ばらつき要因をチームで検討する。その時の手法として特性要因図を学ぶ。特性要因図についての資料を探索しておくこと。
第5回目
工程設計4 矢落しゲーム4:要因を絞り込んで最適な結果がとなるかを確かめる。ヒストグラムやグラフ、簡単な実験計画法を学ぶ作業ばらつきをメモする癖をつけること。
第6回目
工程設計5 矢落しゲーム5:ヒストグラムやグラフ、簡単な実験計画法を学ぶ要因の絞り込みの重要性を認識する。
第7回目
工程設計6 矢落しゲーム6:各チームで作業標準を作成し、Cp値がどの程度になるかを測定する。チーム活動の重要性を認識する。
第8回目
工程設計7矢落しゲーム7:Cp値>=1.33以上を目指してトライアル。発表時間は8分プラスマイナス20秒以内。それ以外なら不合格とする。標準を順守することの大切さを学ぶ。Cp<1なら評価Fとする。レポートで作業が安定、工程能力がでない要因が発見的なく、再トライアルでCp>1にならない場合は評価:Fとする。
第9回目
品質改善1QCゲーム1―現状の問題を知る―問題改善のステップを予習しておくこと。
第10回目
品質改善2QCゲーム2―原因追求その1―原因追求のためのデータ解析手法には何があるか、その種類と活用のポイントを予習しておくこと。
第11回目
品質改善3QCゲーム3―原因追求その2―前回のデータ解析結果を整理しておくこと。
第12回目
品質改善4QCゲーム4―原因追求その3―前回のデータ解析結果を整理しておくこと。
第13回目
品質改善5QCゲーム5―改善案の検討―前回のデータ解析結果を整理しておくこと。
第14回目
品質改善6QCゲーム6―今後の方向性の検討―前回のデータ解析結果を整理しておくこと。
第15回目
品質改善7QCゲーム7―報告書の作成―誰でも分かる報告書(レポート)の書き方を予習しておくこと。

教科書
コマごとの配付資料
参考文献
①統計的方法/森口繁一/日本規格協会
②やさしいQC七つ道具/石原勝吉/日本規格協会
③実験の計画と解析(基礎編)/谷津進/日本規格協会
成績評価方法
100%出席を条件とし、課題に対するレポート内容と実験の取り組み方(授業態度等)によって評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:01/19/2009
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