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ソフトウェア工学

科目
ソフトウェア工学
区分
メディアネットワーク学科科目群
授業コード
5392170
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
小林 由紀男
授業の概要
ソフトウェア工学は,品質と信頼性が高く,コストおよびリスク問題に対応できるソフトウェア開発の必然性から発生した.本授業では,最初にオブジェクト指向ソフトウェア開発のプロセス・技法・ツールについて学ぶ.続いて,ソフトウェア開発の記述用言語としてUMLを使い,開発作業を,要求・分析・設計・実装・テスト・保守の各プロセスを学ぶ.開発技法については資料を中心に学び,システム開発を記述するための言語を教科書で習得する.
到達目標
ソフトウェア開発の基本技法を十分に理解する.開発の各工程における成果物(ドキュメント)の表現に必要な記述言語を駆使できる.(1)要求仕様,(2)要求分析,(3)設計,(4)実装 (5)テスト の各ワークフローの遂行とプレゼンテーションができるようになる.
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ソフトウェア危機 授業の概要説明.ソフトウェア工学の目的,UMLシラバス・教科書の確認
第2回目
ソフトウェアの開発モデル ソフトウェアのライフサイクル,プロセスモデル,コストモデル今週の授業資料,教科書1章を参考に,ソフトウェア開発モデルを確認
第3回目
ソフトウェア開発とUML (ソフトウェア)システム記述言語(UML),ソフトウェア統合開発環境(eclipse)今週の授業資料,教科書1章を参考に,UMLについて調べておく.
第4回目
要求工学 要求定義・要求仕様,ユースケース記述
【小テスト】
今週の授業資料,教科書2~4章を参考に,要求の記述を習得する.小テスト範囲:授業第1回~第3回
第5回目
要求ワークフロー オブジェクト指向開発今週の授業資料,教科書2~4章を参考に,オブジェクト指向を理解する.
第6回目
ソフトウェア設計 モデリング,構造化分析,オブジェクト指向分析今週の授業資料,教科書5~11・14章を参考に,構造化分析を調べておく.
第7回目
構造化設計 構造化設計,モジュール,データの抽象化今週の授業資料,教科書5~11・14章を参考に,モジュール化について調べておく.
第8回目
設計ワークフローオブジェクト指向設計,設計モデル 【小テスト】今週の授業資料・教科書5~11・14章を参考に,データ抽象化・オブジェクトについて調べておく.小テスト範囲:授業第4回~第7回
第9回目
ソフトウェア実装オブジェクト指向設計,設計モデルと実装モデル,プログラミング言語,コンパイル,デバッグ今週の授業資料,教科書12~13・15章を参考に,プログラミング手法を復習しておく.
第10回目
実装ワークフローソフトウェア開発環境今週の授業資料,教科書12~13・15章を参考に,コンパイルについて復習しておく.
第11回目
ソフトウェアの品質ソフトウェアの品質特性, テストとデバッグ今週の授業資料で,品質管理について調べておく.
第12回目
ソフトウェアの信頼性ソフトウェアの信頼性
【小テスト】
今週の授業資料で,品質と信頼性について考える.小テスト範囲:授業第8回~第11回
第13回目
プロジェクト計画プロジェクト計画・ITスキル標準今週の授業資料を参考に,ITスキルスタンダードについて調べておく.
第14回目
プロジェクト管理プロジェクト管理,ケーススタディ今週の授業資料で,プロジェクトマネジメントを理解する
第15回目
ソフトウェアマネジメントオブジェクト指向からみたソフトウェアマネジメント今週の授業資料で,品質指向ソフトウェアマネジメントを理解する.

教科書
入門UML 2.0 /Russ Miles & Kim Hamilton著,原隆文訳/オライリー・ジャパン/ISBN978-4-87311-317-3
参考文献
ソフトウェア工学-プロセス・開発方法論・UML-/鈴木正人/サイエンス社/ISBN4-7819-102
成績評価方法
小テスト(30点),期末試験(50点),授業でのアクティビティー(質問・発表等,20点)で合計を100点満点とする.期末試験を試験期間に実施する.試験(期末・小テスト)においては,ソフトウェアの分析・設計・実装の実務能力と表現能力(プレゼンテーション力)に着目してその到達度を評価.3/4以上の出席が必要.成績は所定の規則通り,S・A・B・C・Fで評価する.
そのほか受講者への指示/メッセージ
ソフトウェアの品質は,ソフトウェア開発技術の裏付けなしでは語れない.ソフトウェアで解決を図る問題は身近にも数多くあるので,問題解決にどのようなソフトウェア開発技術があるか常に関心を持ち,自ら問題を解決できる能力を養ってほしい.また,仮想的なシステムを想定し,試行錯誤を繰り返しながらシステム設計ができるスキルを身につけてほしい.bb@tamagawa.ac.jp,rironnew.inf.eng.tamagawa.ac.jpで1週間前に配布する資料に目を通し,予習・復習が授業の前提.交通機関のトラブル以外の理由(要遅延証明書)の遅刻は認めない.授業中の教室への出入りも厳禁.

更新日:02/18/2009
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