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工作機械

科目
工作機械
区分
機械システム学科科目群
授業コード
5390220
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 月/78
単位数
2単位
担当者名
安西 哲也
授業の概要
工作機械は、機械を作る機械であるためMother Machineと呼ばれている。従って、工作機械の精度はこれによって作られる機械の精度を決定してしまうため、最も高精度を要求される機械の一つである。又、近年は多くの機械が高精度化されているため、工作機械への更なる高精度化への要求が高まり、新しい技術が開発されている。本講義を通して各種工作機械の基本的な構造、役割、及び特性等を理解するとともに、最新の技術を的確に把握できるようにする。
到達目標
工作機械の基本構造と最新技術を理解することで、機械を構成する主要な要素についてこれらの基本的な役割と特性を習得することを目標としている。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
(1)オリエンテーション
(2)工作機械の現状と動向
(1)授業の進め方 (2)工作機械の需要動向/生産動向等の統計資料解説、又、工作機械の種類解説本シラバス持参のこと
第2回目
機械構造の基本 母性原理、精度、剛性等、工作機械を理解する上での基本となるコンテンツを解説
第3回目
機械の剛性 機械構造の基本となる、静剛性、動剛性、熱剛性について詳細を解説「応力-ひずみ線図」について復習しておくこと
第4回目
工作機械のフレーム フレームの基本的な役割、特性、高精度加工のための要件等について解説「剛性」について復習しておくこと
第5回目
工作機械の主軸 主軸の基本的な構造、高精度加工のための要件、近年の高速回転技術等について解説市販されている玉軸受について調べておくこと
第6回目
工作機械の案内機構 案内の基本的な構造、高精度加工のための要件、近年の摺動技術等について解説市販されている直動ガイドについて調べておくこと
第7回目
工作機械の送り機構 送り機構の基本的な構造、高精度加工のための要件等について解説市販されているボールねじについて調べておくこと
第8回目
(1)切削工具
(2)中間評価
(1)切削工具の種類、使い方、技術動向等について解説
(2)講義終了後中間評価実施
中間評価方法は第7回講義終了後指示する
第9回目
研削その1精密加工の考え方、及び研削盤の基本的な機能、技術動向等について解説研削盤の基本構造を調べておくこと
第10回目
研削その2砥石を用いた研削加工の基本、その他精密加工法について解説
第11回目
放電加工放電加工法の原理、及び、形彫り放電加工機、ワイヤーカット放電加工機の基本的な機能・特長等について解説放電加工機の基本構造を調べておくこと
第12回目
NC工作機械の基本構成NC工作機械の特長、システム構成、及び、近年の搭載技術等について解説NC旋盤、又はNCフライス盤の基本構造を調べておくこと
第13回目
工作機械の数値制御方法NC工作機械の制御方法について解説
第14回目
NCプロブラムNCプログラミングの基本と事例を解説
第15回目
自動加工ライン自動加工ラインの基本的な目的、及び、構成要素、事例等について解説マシニングセンタの基本構造を調べておくこと

教科書
配布資料による
参考文献
(1)藤村善雄・安井武司著、工作機械と生産システム、共立出版
(2)日本工作機械工業会偏、やさしい工作機械の話
成績評価方法
(1)出席率75%未満は再履修。
(2)中間評価40%、期末試験60%
そのほか受講者への指示/メッセージ
(1)講義中は携帯電話をマナーモード、あるいは電源OFFとすること。
(2)講義中は私語禁止。

更新日:01/12/2009
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