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卒業プロジェクト

科目
卒業プロジェクト
区分
機械システム学科科目群
授業コード
開設セメスター
7S8S
曜日・時限
春秋 集中
単位数
4単位
担当者名
岡井 紀彦、大久保 英敏、小倉 研治、春日 幸生、 川森 重弘、菅沢 深、鈴木 夏夫、福田 靖
授業の概要
 各研究室毎に、研究分野に応じたテーマで研究他を行う。各自のテーマは指導教員と相談して決め、以降の進め方も、指導教員と相談して進める。
 原則として、毎日授業時間を除いて、研究室で実験などを行う。
 春セメスタ終了時、中間発表会が開かれ、そこで春セメスター分の合否が判断される。また、1月末には、1年分の成果を報告する発表会が開かれ、最終合否判断がなされる。
到達目標
研究の目標を決め,自分で計画を立てて仕事,作業をすすめていく手法を身に付ける.また,中間発表ではパネルを用いた説明を学科教員に対して行い,最終発表会では,パワーポイントを用いて各先生,4年生,3年生の前で1年間の研究内容の報告を行う.報告を行い,質問に回答し,後輩に研究の引き継ぎを行って,また,場合によっては学会発表を行って研究のプロジェクトが終了する.就職する者も進学する者もこの1年間で身につけた知識,技術,技能を持ってさらに発展の機会をうかがうことになる.社会に出ても困らない種々の技術を身に付けることを目標とする.
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
ガイダンス 研究室の指導教員から研究内容の概略について説明を受ける.研究を進めるに当たって重要な事柄を要点としてまとめる.
第2回目
調査 関連した,類似研究に関して現在どのような状況,情勢にあるかを文献などにより調査する.自分の研究が世の中でどのような位置づけにあるかを考える.
第3回目
準備 研究の目標に向かって作業を進めていく上で必要となる,ハードウェア,ソフトウェアについて構想を練る.研究上必要となる機材類の流通,購入ルートについて調査する.また,執行可能な予算,金額について調べる.
第4回目
概念設計 研究上必要となる,テストピース,試験装置,実験装置などの部品,機械類のおおまかなスケッチを画面に画像として描く.簡略なモデルが作製できるか考え,できるならば作製し,類似の市販品がある場合には購入して使用する.作製ができない場合には,思考実験でもよいので動作原理などを考察する.
第5回目
機械設計1 試験片,試験装置,実験装置などの組立図を描く.接地場所,固定方法などについても考察する.CADを利用して組立図を描く.
第6回目
機械設計2 組立図に対応した部品図を描く.材料,加工方法,組立方法,組立順序,工具等についても考察しながら図面を描く.CADを利用して部品図を描く.
第7回目
機械加工 旋盤,フライス盤,その他加工機械により部品の加工を行う.追加工が必要ならば行う.機械の操作に関する指導を受けながら加工を行う.
第8回目
機械の組立部品の加工精度を確認しながら順序通りに組立を行う.機械の組立に関する指導を受けながら組立を行う.
第9回目
動作の確認組みたてた機械が装う通りに動作するかを確認する.動作しない場合には原因を考え,再組立,再加工,再設計など必要に応じた処置をとる.予想通りに動作するか確認を行う.
第10回目
機械の現場への設置実験や試験が実施される現場に組みたてた機械を設置し,現場で予想通りに動作するかを確認する.動作しない場合は原因を考え,その要因を除去する.現場での試験ができるかを確認する.
第11回目
実験データの取得機械,装置類が予想通りに動作したならば,研究上必要なデータを実験計画法などにより効率的に取得する.理論上,予想通りのデータがとれるかを確認する.
第12回目
データの最適化取得データの信頼性を向上させるために最小自乗法のような種々の統計手法により誤差の低減をはかる.信頼できるデータの取得方法について調べる.
第13回目
データのまとめ研究上,必要なデータをいかに報告するかをふまえてどのような量の間の関係について表現するかを考察する.最もインパクトのあるデータの表現方法を考察する.
第14回目
発表の準備研究上,最も簡明で,かつ相手に理解してもらえる情報を選択し,説明の順序なども考慮して発表の手順,方法を考える.中間発表ではパネルを用いる.文字の大きさ,図表の総数などに注意する.報告,説明のために準備すべき書類,データ,図表,写真などを揃える.
第15回目
発表会研究内容のまとめを行い,聴講者に説明を行う.質問に回答すること.できなかった場合には原因を考え事後に質問者に書面で報告する.

教科書
参考文献
各自調査するか,指導教員に尋ねてみる.
成績評価方法
春セメ分:出席状況と、春セメ終了時の中間発表会での発表内容による
秋セメ分:出席状況と、1月末の最終発表会での発表内容による
そのほか受講者への指示/メッセージ
基本的には授業のない時間帯は卒業プロジェクトに従事する.出席率,積極性などが審査時の合否の判断基準のひとつとなる.上記のシラバスはあくまでもひとつの事例を示したもので、研究テーマ、研究の性格などにより研究の進め方の方針が異なる場合もあることをあらじめ承知しておいてください。

更新日:02/18/2009
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