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障害児保育演習

科目
障害児保育演習
区分
乳幼児発達学科科目群
授業コード
1520010
開設セメスター
3S
曜日・時限
春 木/34
単位数
1単位
担当者名
大嶋 惠美子
授業の概要
 統合保育の実践例を通して、保育者がどのようにして子どもの「困り感」に気づき、「子どもに寄り添う」支援を展開しているかを考察する。さらに、障害を持つ子どもと持たない子どもが共に心地よく生活し、遊びが充実するための保育内容や工夫を学び取る。また、障害についての個人研究やレポートを発表、討論して、自分の障害観、保育観を深める。
到達目標
障害児への理解が深まり、障害児保育の基本的な姿勢が身につく。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
「気になる子」  学生の出会った子どもの姿から、統合保育の理念を探る。障害児保育を学ぶにあたっての自己課題をまとめる。
第2回目
実践例「気になる子」の保育 幼稚園や保育所の実践例を討議する。学んだことや疑問を整理する。
第3回目
障害とは  障害を持つ人たちの生き方から「障害」について考える。さらに、支援のために障害とその行動特性の理解、一人一人の子どもの発達課題の理解が重要であることを学ぶ。自己の障害観を整理する。
第4回目
統合保育  統合保育の歴史・制度・理念を学び、保育の基礎となるのは、日常保育の力量であることに気づく。統合保育の基本となる保育者の姿勢を考える。
第5回目
実践例「統合保育」  統合保育の理念や理論が実践の場でどのように展開されているかを読み取る。他の子どもに障害をどう伝えるかを考える。
第6回目
障害研究「自閉症」  障害と行動特性、保育のポイントについての個人研究の発表と討議。事例に応じてクラス運営や職員のチームワークも追求する。 障害と行動特性、保育のポイントについて個人研究をする。支援理論や支援方法についてまとめる。
第7回目
障害研究「ADHD」
第8回目
障害研究「発達障害」
第9回目
障害研究「知的障害」
第10回目
障害研究「視覚障害」
第11回目
障害研究「聴覚障害」
第12回目
障害研究「肢体不自由」
第13回目
保護者との連携 保護者の手記を通して障害の受容や悩みを知り、支援のあり方について検討する。「就学支援シート」について調べる。
第14回目
専門機関、小学校との連携園内支援体制と関連機関について学び、連携のあり方を検討する。療育システムの検討。
第15回目
障害児保育の課題障害児保育の課題、保育者の専門性を討議し、学生の今後の課題も話し合う。自己課題をまとめる。

教科書
野呂文行『園での「気になる子」対応ガイド』ひかりのくに
参考文献
若井淳二「幼稚園・保育所の先生のための障害児保育テキスト」 教育出版「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」
成績評価方法
レポート・期末試験による
そのほか受講者への指示/メッセージ
 保育者が試行錯誤しながら、園内外のチームに支えられ、子どもの発達する力を信じて取り組み、子どもと共に成長する姿に触れ、保育の仕事の喜びを見いだすでしょう。

更新日:01/05/2009
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