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特別支援教育

科目
特別支援教育
区分
教育学科科目群
授業コード
5508025
開設セメスター
2S
曜日・時限
秋 木/56
単位数
2単位
担当者名
阿久澤 栄
授業の概要
障害児教育は平成19年度から「特別支援教育」として大きな転換をしています。そこで本授業では、障害児、特に幼稚園や小・中学校の通常の学級に在籍している高機能自閉症、アスペルガー障害、LD、ADHD等の障害のある子どもたちを中心に、こうした子どもたちの理解や指導の方法など「特別支援教育」としての障害児教育について考えていきます。
到達目標
高機能自閉症児、アスペルガー障害児、LD児、ADHD児等(以下「こうした子どもたち」という)のそれぞれの障害特性を理解し、その指導法や学級運営、学校外のリソース活用の方法などを知る。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
障害児教育と特別支援教育~特別支援教育とは~ 特別支援教育について概観するとともに、本授業の内容や計画について確認する。本授業の全体像を示すので全員出席を。
第2回目
自閉症を考える こうした子どもたちを考える基礎となる「自閉症」について概観する。自閉症について調べてくる(具体的には授業で指示する)
第3回目
高機能自閉症とアスペルガー障害(高機能広汎性発達障害)① 高機能広汎性発達障害とまとめられる障害児の特性のうち社会性の障害について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第4回目
高機能自閉症とアスペルガー障害(高機能広汎性発達障害)② 高機能広汎性発達障害とまとめられる障害児の特性のうちコミュニケーションの障害について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第5回目
高機能自閉症とアスペルガー障害(高機能広汎性発達障害)③ 高機能広汎性発達障害とまとめられる障害児の特性のうち想像性の障害(こだわり)について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第6回目
高機能自閉症とアスペルガー障害(高機能広汎性発達障害)④ 高機能広汎性発達障害とまとめられる障害児の特性のうち感覚の異常について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第7回目
高機能自閉症とアスペルガー障害(高機能広汎性発達障害)⑤ 高機能広汎性発達障害とまとめられる障害児のその他の特性について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第8回目
学習障害(LD)①学習障害児の障害特性について「認知の障害」を中心に考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第9回目
学習障害(LD)②「読みの障害」「書きの障害」「算数の障害」について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第10回目
注意欠陥多動性障害(ADHD)①注意欠陥多動性障害児の障害特性と破壊的行動連鎖について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第11回目
注意欠陥多動性障害(ADHD)②注意欠陥多動性障害について医療の観点、特に薬物療法について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第12回目
支援のの必要な子どもたち不登校児などいわゆる障害児以外の支援の必要な子どもたちとその指導について考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第13回目
特別支援教育の推進(学級づくり)こうした子どもたちの在籍する学級の学級づくりについて考える。事前調査項目あり(具体的には授業で指示する)
第14回目
特別支援教育の推進(校内でのチーム指導や個別の指導計画)こうした子どもたちの指導を推進するための校内体制や外部のリソースの活用を考える。
第15回目
授業のまとめ本授業を総括的にふりかえりまとめる。

教科書
阿久澤栄「特別支援教育は特別なの?」玉川大学出版部
参考文献
「自閉っ子、こういう風にできてます!」(ニキリンコ・藤家寛子)花風社
「DSM-Ⅳ-TR~精神疾患の分類と診断の手引~」(高橋三郎ほか訳)医学書院
その他随時紹介します。
成績評価方法
授業への参加度並びに事前調査(60%)、試験(40%)により総合的に評価する。
そのほか受講者への指示/メッセージ
現在、多くの学校の教員がこうした子どもたちの指導に困惑し、大いに悩んでいます。学校における今日的課題の中でも最も大きな課題です。基本的な児童理解の視点からも主体的な授業参加を期待しています。

更新日:01/15/2009
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