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劇場技術B

科目
劇場技術B
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
5610014
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 月/56
単位数
2単位
担当者名
菊地 芳子
授業の概要
視覚を重要な要素とする芸術において、光の存在は必要不可欠なものである。自然の光に明るさを求めた古代から、電気によって光の可能性が広がってきた現代に至るまでを考察し、効果的に光を利用した光の表現を創造する。
到達目標
光の正体を解釈し、芸術表現活動に応用することができる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
あかり と ひかり 授業の運営方法についてのガイダンスとアンケート。各自「光」に対する記憶を整理しておくこと。
第2回目
光の体験 日常生活での光の表情について。キャンパス内にて光の表情を確認するが天候によっては日程を変更する場合がある。
第3回目
光の記憶 日本人と西洋人の光の文化の相違について。日本の文化や伝統について整理しておくこと。
第4回目
光の知識 可視光線/眼の構造などを中心とした光の正体について。教科書を中心に授業が行われる。
第5回目
光の質 様々な人工光源による光の表情の相違。照明器材を扱うので、動き易い服装と軍手を必ず用意すること。併せて教科書も使用する。
第6回目
光の作用 光の反射/透過/屈折について。       〃
第7回目
光の作用(課題①) 身近にある素材を利用し、各自光のオブジェを作成する。       〃
第8回目
光の量と方向光の組み合わせで作る対象物の様々な表情と調光装置でコントロールされた明るさの表情。平面や立体、素材の質感から生まれる光の効果。       〃
第9回目
光と色物体色と透過色について。舞台装置/舞台衣裳/メイクアップと舞台照明の関係について。       〃
第10回目
光の絵画(課題②)各自でテーマを決め、0.1mmのアルミ板を使用してGobo(種板)を作る。照明器材を扱うので、動き易い服装と軍手を必ず用意すること。デザインカッターを各自用意すること。
第11回目
光の絵画(課題②) 各自で作成したGoboの発表。       〃
第12回目
光の絵画と表現(課題③)グループ毎に作品のテーマを決め、0.1mmのアルミ板を使用してGobo(種板)による光の絵画を共同で作る。発表の為のビジュアルリサーチとGoboの製作。       〃
第13回目
光の絵画と表現(課題③)グループ毎にリサーチブックとGoboの製作。       〃
第14回目
光の絵画と表現(課題③)グループ毎のプレゼンテーションによる課題発表会とリサーチブックの提出。プレゼンテーションについては如何に自分達の作品を理解してもらうかを考慮に入れてしっかりと準備しておくこと。
第15回目
光の表現光の効果と表現の関係をまとめる。初回からの授業を振り返っておくこと。

教科書
舞台・テレビジョン照明<基礎編>(社)日本照明家協会 3000円
参考文献
「陰翳礼讃」谷崎潤一郎(中央公論新書)/「インテリアと日本人」内田 繁(晶文社)/「照明工学」電気学会(オーム社)/「環境照明のデザイン」石井幹子(鹿島出版会)/「あかりと照明の科学」深津 正、他(彰国社)/「あかりの百科」松下電気照明研究所編(東洋経済新報社)/「光への招待」岡村康行(森北出版株式会社)/「色彩の心理学」金子隆芳(岩波新書)/「色彩の科学」金子隆芳(岩波新書)/「色彩の秘密」マルセル・ボル、他(白水社)/他、授業でその都度紹介する。
成績評価方法
課題点50%/期末試験50%.
そのほか受講者への指示/メッセージ
授業に必要な服装と工具等は、各自で用意すること。
※履修するには「劇場入門」「戯曲入門」を修得していること。

更新日:01/17/2009
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