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ビジュアル・アーツ概論

科目
ビジュアル・アーツ概論
区分
ビジュアル・アーツ学科科目群
授業コード
1630119
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 金/56
単位数
2単位
担当者名
小倉 康之
授業の概要
視覚芸術とは何か。絵画や彫刻、デザイン、工芸など、それぞれの専門領域にはどのような特質があるのだろうか。さまざまな作品をスライドで鑑賞しながら考察しよう。この授業では、講義を聴くだけでなく、美術作品の簡単な模写・鉛筆デッサンも行う。自らの手を動かし、制作のプロセスを追体験することで、その作品の特徴・様式を掴むためである。また、作品の主題についてのテキスト(神話・聖書・歴史書など)を読み、受講者自ら「イメージ化」の試みを行う。
到達目標
視覚芸術の目的および特質について自ら考える力を養い、自分の考えを他者に伝えるための表現能力を身につけることを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション 視覚芸術とは何か。具体的な作品を示しつつ、授業の概要と目的を明らかにする。初回授業時に第2回までの課題を指示する。万一欠席した場合には、必ず担当教員に連絡すること。担当教員のメールアドレスは「そのほか受講者へのメッセージ/指示」欄を参照。
第2回目
視覚芸術総論1 古代(ギリシア・ローマ)の美術理論 -『ウィトルウィウスの建築書』の挿絵を描く試み前回配布したプリントに従い、必ず課題をこなすこと。準備をしてこなかった場合には欠席、もしくは遅刻扱いとする。欠席者は必ず授業担当者に連絡し、次回までの課題について説明を受けること。
第3回目
視覚芸術総論2 中世(ケルト・ゲルマン)美術の特質 -『ケルズの書』の模写と解説同上
第4回目
視覚芸術総論3 近代絵画の革命 -ゴッホとレオナルド・ダ・ヴィンチの肖像画を比較する同上
第5回目
視覚芸術総論4 日本美術の主題 -浮世絵とアール・ヌーヴォーのモティーフ (葛飾北斎とエミール・ガレ)同上
第6回目
絵画論1 テキストとイメージI  ギリシア神話(ヴィーナスの誕生)を描く-神話画の系譜(ボッティチェリとカバネル)同上
第7回目
絵画論2 テキストとイメージII  新約聖書の図像学-初期キリスト教時代からバロック(カラヴァッジオ)まで同上
第8回目
絵画論3絵画の様式 -絵画作品の模写と解説(ロマネスクとルネサンスのキリスト像)同上
第9回目
彫刻論1テキストとイメージIII  ベルニーニ作<<アポロンとダフネ>>を中心に同上
第10回目
彫刻論2具象彫刻と抽象彫刻 -ブランクーシの<<空間の鳥>>をめぐって同上
第11回目
デザイン・工芸・建築論1ウィリアム・モリスのデザイン理論 -アーツ・アンド・クラフツの歴史的背景について同上
第12回目
デザイン・工芸・建築論2ドイツ工作連盟とバウハウス -その理論的展開同上
第13回目
デザイン・工芸・建築論3アントニ・ガウディの曲面造形-自然主義から幾何学主義へ同上
第14回目
デザイン・工芸・建築論4日本の工芸とインテリア・デザイン同上
第15回目
映像メディア論イメージとは何か -先史時代の洞窟壁画からピカソの<<ゲルニカ>>まで同上

教科書
教科書指定なし。プリント配布。
参考文献
【1】 吉川逸治監修 『西洋美術史』 美術出版社、1985年  【2】 山根有三監修 『日本美術史』 美術出版社、1992年  【3】 高階秀爾監修 『[カラー版] 西洋美術史』 美術出版社、1990年  【4】 辻惟雄監修 『[カラー版] 日本美術史』 美術出版社、1991年  【5】 阿部公正監修『[カラー版] 世界デザイン史』 美術出版社、1995年  【6】 熊倉洋介他著 『[カラー版] 西洋建築様式史』 美術出版社、1995年  【7】 『ケンブリッジ 西洋美術の流れ』(全8冊)、岩波書店、1989年  【8】 『新潮 世界美術辞典』 新潮社、1985年  【9】 ジェームズ・ホール著、高階秀爾監修 『西洋美術解読事典』 河出書房新社、1988年  【10】 新関公子監修 『イメージとテキスト-美術史を学ぶための13章』 [図書出版] ブリュッケ、2007年  【11】 リンダ・パリー編 多田稔監修 『決定版 ウィリアム・モリス』 河出書房新社、1998年
成績評価方法
平常点(課題達成度)50% 定期試験 50% 
そのほか受講者への指示/メッセージ
デッサン用鉛筆を持参すること。万一欠席した場合は、大学研究室棟1Fの電話から内線8142番にかけて担当者に連絡すること。または042-739-8142

更新日:02/18/2009
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