検索 検索トップページ トップページ担当別50音一覧 担当別50音一覧

芸術演習B

科目
芸術演習B
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 木/34
単位数
2単位
担当者名
小倉 康之
授業の概要
この授業では、西洋美術の歴史を学び、それを文章と図版によって表現する方法を学ぶ。美術史家は芸術作品をどのように捉え、いかなる言葉で表したのか。著名な美術史学者E. H. ゴンブリッチの著作を通じて「美術の見方」を考える。まず、担当者はゴンブリッチの『美術の物語』を精読し、配付資料を作成する。これに基づき、各時代・各国の美術についてのプレゼンテーションを行う(ゴンブリッチの考えをまとめれば良いが、自分の意見を述べても良い)。最後に、担当教員による講評と補足説明が行われ、授業後は、配付資料をもとに各自課題プリントに取り組む。
到達目標
本講座では美術史学の方法論を習得しながら、同時にプレゼンテーション能力を高めることを目標とする。ワープロソフトを用いたプレゼン資料の作成を行うが、文章としての完成度はもちろん、図版の作成方法やレイアウトなども指導・評価の対象とする。読みやすく、かつ美しい文書ファイルの作成技術は、大学での授業だけでなく、社会においても必要とされるであろう。積極的に取り組んで欲しい。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション 美術史学の方法論 - 本書の解題と著者ゴンブリッチについて(初日に各章の担当者を決定する)配付資料・課題プリントに基づいて復習すること。提出期限は次回。
第2回目
プレゼンテーションの方法 配布資料の作成方法について - ノートPCと液晶プロジェクターによる実演(二回目の授業で担当者の調整、最終決定を行う)同上
第3回目
第1章・第2章 先史時代の美術
エジプト・メソポタミア・エーゲ海美術
同上
第4回目
第3章・第4章 ギリシア美術(紀元前7世紀-1世紀)同上
第5回目
第5章・第6章 ローマ美術・仏教美術・ユダヤ教美術・キリスト教美術(1-4世紀)
ローマとビザンティン(5-13世紀)
同上
第6回目
第7章・第8章 東方の美術 - イスラームと中国(2-13世紀)
民族移動期から初期ロマネスク美術まで(6-11世紀)
同上
第7回目
第9章・第10章 盛期ロマネスクからゴシックへ
・戦う教会 - 12世紀
・栄光の教会 - 13世紀
同上
第8回目
第11章・第12章ゴシックの芸術
・宮廷と都市 - 14世紀
・現実をとらえた美術 - 15世紀前半
同上
第9回目
第13章・第14章初期ルネサンス美術
・伝統と変革 I - イタリア(15世紀前半)
・伝統と変革 II - アルプス以北(15世紀)
同上
第10回目
第15章・第16章盛期ルネサンス美術
・獲得された調和 - トスカーナとローマ(16世紀初頭)
・光と色 - ヴェネチアと北イタリア(16世紀初頭)
同上
第11回目
第17章・第18章北方ルネサンスとマニエリスム
・新しい知の波及 - ドイツとネーデルランド(16世紀初頭)
・美術の危機 - ヨーロッパ(16世紀後半)
同上
第12回目
第19章・第20章17世紀の美術
・さまざまなヴィジョン - ヨーロッパのカトリック世界(17世紀前半)
・自然の鏡 - オランダ(17世紀)
同上
第13回目
第21章・第22章17世紀後半から18世紀初頭の美術
・権力と栄光 - イタリア、フランス、ドイツ、オーストリア(17世紀後半-18世紀初頭)
同上
第14回目
第23章・第24章18世紀の美術
・理性の時代 - イギリスとフランス(18世紀)  
・伝統の解体 - イギリス・アメリカ・フランス(18世紀末-19世紀初頭)
同上
第15回目
第25章・第26章19世紀の美術
・永久革命 - イギリスとフランス(19世紀)
・新しい基準を求めて - 19世紀末
同上

教科書
E.H.ゴンブリッチ著 『美術の物語』 ファイドン
参考文献
『世界美術全集』(小学館)、『西洋美術の流れ』(岩波書店)
成績評価方法
平常点30% プレゼンテーション40% レポート30%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/18/2009
検索トップページ担当別50音一覧