授業計画 | テーマ | 内容 | 学習課題 |
第1回目 | イントロダクション | 西洋美術の見かたについて具体的に説明する。「様式」とは何か。絵画の「主題」はどのようにして読み解くのか。 | 授業の際に配布された課題プリントを用い、復習すること。課題プリントは次回授業時に回収する。万一欠席した場合には、必ず課題プリントを手に入れ、配布プリントと参考文献を用いつつ、独力で課題に取り組むこと。不明な点があれば、翌週の授業後に質問を受け付ける。 |
第2回目 | 原始・古代美術 1 | 原始美術と古代オリエント美術(メソポタミア・ペルシア・エジプト)について取り上げる。人間と美術との関わりについて、その出発点から学んでいく。 | 同上 |
第3回目 | 原始・古代美術 2 | 古代地中海美術(クレタ美術・ミュケナイ美術)からギリシア美術(前半)への移行期を扱う。 | 同上 |
第4回目 | 原始・古代美術 3 | ギリシア美術(後半)とローマ美術について考察する。この時代の美術は、西洋美術の源流を成し、後の時代の手本となった。 | 同上 |
第5回目 | 中世の美術 1 | 初期キリスト教美術とビザンティン美術について。キリスト教美術が誕生した古代末期から、ビザンティンへの変遷をたどっていく。 | 同上 |
第6回目 | 中世の美術 2 | イスラーム美術について。7世紀頃誕生したイスラーム美術もまた古代の文化を継承した。モスクなどの建築や工芸作品を取り上げる。 | 同上 |
第7回目 | 中世の美術 3 | 初期中世美術をテーマとする。ゲルマン民族の移動により、古代文化は変質し、中世の美術へと移行した。 | 同上 |
第8回目 | 中世の美術 4 | ロマネスク美術について概観する。写実的、という意味では決して上手くないにも関わらず、なぜ人を魅了するのだろうか。 | 同上 |
第9回目 | 中世の美術 5 | ゴシック大聖堂の意味とかたちについて。同時にゴシックの写本挿絵と工芸、ステンドグラスについても学ぶ。 | 同上 |
第10回目 | ルネサンスの美術 1 | ゴシックからルネサンスへ。いわゆるプロト・ルネサンスの時代を扱う。 | 同上 |
第11回目 | ルネサンスの美術 2 | フィレンツェの初期ルネサンス。マザッチョ、ドナテッロ、ブルネレスキの作品を中心に。 | 同上 |
第12回目 | ルネサンスの美術 3 | 盛期ルネサンスの美術について。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ブラマンテ、ラファエロ、ミケランジェロの芸術について概説する。 | 同上 |
第13回目 | ルネサンスの美術 4 | 北方ルネサンス。ルネサンス美術はイタリアだけではない。デューラーなど、アルプス以北の芸術家の作品についても考察する。 | 同上 |
第14回目 | ルネサンスの美術 5 | マニエリスムをテーマとする。ルネサンスからバロックへの移行期、マニエリスムの美術とは何か。どのような特徴があるのだろうか。 | 同上 |
第15回目 | 西洋美術の特質 | 前期の講義で学んだことをまとめ、様式上の変遷と西洋の美術理論について考える。 | 同上 |