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舞台装置

科目
舞台装置
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
1610053
開設セメスター
5S
曜日・時限
春 火/34
単位数
2単位
担当者名
方 勝
授業の概要
舞台装置とは何か。その表現領域、舞台装置の役割と仕事について考察する。その方法として実際に戯曲を取り上げてその舞台装置をプランし、デザインの考え方や進め方を学ぶと共に、基礎的な表現技法についても学ぶ。但しデザイン・ワークは授業時間外に行い、授業では専ら課題のプレゼンテーションとデザイン上の諸問題についてのディスカッションを中心に進める。なお、課題作品は最終的に「舞台美術展」で展示発表する。

※履修には「劇場技術A」と「戯曲入門」と「演技入門」を修得していること。また「芸術演習A(方)」の同時履修を強く望む。
到達目標
その戯曲が求めている演技空間を理解し、基本的な舞台装置プランが考えられる。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
舞台装置の役割と仕事 舞台美術とは何か、その表現領域、舞台装置の役割と仕事、その進め方などを明らかにする。ほぼ毎週、授業内容に関連した課題に取り組む。
詳細は授業時に説明する。
第2回目
脚本研究と舞台の基本構想 台本を熟読して作品の内容を理解し、各場面の劇的状況を理解する。そして具体化の方向を探る。
第3回目
装置プランの基本方針 演出方針を把握し、舞台全体の表現様式の統一、装置プランの進むべき方向を検討する。
第4回目
資料や取材によるリサーチ 文献・絵画・映像等の資料や現地取材を通して、脚本が求める場面のイメージを明確にする。
第5回目
会場条件の把握 上演会場を下見し、舞台と客席の関係、会場の雰囲気、舞台機構、設備などの状況を把握する。
第6回目
演技空間の構成 各場面毎に俳優の居所、動線、登退場口、家具等の配置を考え、適切な演技空間を計画する。
第7回目
場面構成と舞台転換 各場面の情景、時代、季節、雰囲気等を考えた上で、全場面の構成と舞台転換のあり方を計画する。
第8回目
発想から表現への具体化ラフなスケッチや模型を使って各場面のイメージを検証し、具体的な表現へと膨らます。
第9回目
装置プランを劇場図面に起こし、図面上で劇場の諸条件と照合して調整する。
第10回目
リサーチ資料を元に装置の各部分のディテールを検討し、視覚的効果をより明確にする。
第11回目
各場面の舞台装置図(道具帳)を描く。また装置の断面図・平面図を起こして模型舞台をつくる。
第12回目
装置プランの提案仕上げた図面、道具帳、模型等を用いて、装置プランのプレゼンテーションを行う。※期末課題の作品提出
第13回目
舞台美術展への準備各自の模型舞台に照明効果を加え、デジタル映像化して展示作品にする。また受講者全員で展示会の業務を分担し、企画から実施迄を担当する。以下の授業は、舞台美術展の開催時期に集中的に実施する。
※作品展示への準備
第14回目
舞台美術展の開催会場の受付やギャラリー・トークを通して、プレゼンテーション・スキルを身につける。
第15回目
講評とまとめ、後かたづけ作品の講評と授業のまとめを行う。その後展示会場の撤去作業を行う。※各自作品を持ち帰る。

教科書
必要に応じてプリントを配付する。
参考文献
「舞台装置の研究」(伊藤熹朔著/小山書店)
「高田一郎の舞台美術入門」(高田一郎著/レクラム社) ※その他適宜紹介する。
成績評価方法
課題作品100%
そのほか受講者への指示/メッセージ
そのほか受講者への指示/メッセージ 課題に必要な用具や材料は各自で用意すること。

更新日:01/19/2009
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