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美術史基礎

科目
美術史基礎
区分
ビジュアル・アーツ学科科目群
授業コード
1630004
開設セメスター
1S
曜日・時限
春 月/34
単位数
2単位
担当者名
小倉 康之
授業の概要
本講義では視覚芸術の美術史学的な見かたを学ぶ。ある美術作品を鑑賞し、歴史的に正しく位置づけるために、まずその作品の主題を読み取ろう。その上で、芸術家がどのように表現したのか(様式)を捉え、前後の時代、同時代の作品と比較する。
到達目標
美術史学による芸術作品へのアプローチ、「図像学(主題・象徴的意味を読み取る方法)」と「様式論(美術作品の表現形式を捉える方法)」に関する基礎的知識の習得を目標とする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション 美術史学によるアプローチ -ベッカフーミの聖女像をめぐって第2回までの課題は初回授業時に指示する。万一欠席した場合には、必ず担当教員に連絡すること。
第2回目
絵画の見方1 絵画作品の主題 -旧約聖書の物語(ノアの箱舟)前回配布したプリントに従い、必ず課題をこなすこと。欠席者は必ず授業担当者に連絡し、次回までの課題について説明を受けること。
第3回目
絵画の見方2 レオナルド・ダ・ヴィンチの<<最後の晩餐>>を“読む”同上
第4回目
絵画の見方3 ルーベンスとベラスケス -バロック絵画の特質同上
第5回目
彫刻の見方1 古代ギリシアとゴシックの彫刻 -様式上の諸問題同上
第6回目
彫刻の見方2 ミケランジェロとベルニーニ -ルネサンスからバロックへの展開同上
第7回目
建築芸術の見方1 ゴシックの大聖堂 -中世ヨーロッパの宇宙観同上
第8回目
建築芸術の見方2ルネサンス建築の特質 -ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を中心に同上
第9回目
デザイン・工芸作品の見方1デザイン・工芸作品の主題と様式 -19・20世紀の食器について同上
第10回目
デザイン・工芸作品の見方2ル・コルビュジエのデザイン手法同上
第11回目
日本美術とヨーロッパ1南蛮美術と長崎の天主堂同上
第12回目
日本美術とヨーロッパ2パリのジャポニスム -フランス語圏における日本美術の影響同上
第13回目
日本美術とヨーロッパ3ウィーンのジャポニスム -ドイツ語圏における日本美術の影響同上
第14回目
日本・東洋美術の特質1日本の風土と文化 -視覚芸術を中心に同上
第15回目
日本・東洋美術の特質2仏教美術の伝播と変遷同上

教科書
配布プリント(教科書指定なし)
参考文献
【1】ジェームズ・ホール著、高階秀爾監修 『西洋美術解読事典』 河出書房新社、1988年 【2】新関公子監修 『イメージとテキスト-美術史を学ぶための13章』 [図書出版] ブリュッケ、2007年 【3】千足伸行監修 『アール・ヌーヴォーとアール・デコ 甦る黄金時代』 小学館、2001年 【4】S. T. マドセン著 高階秀爾・千足伸行訳 『アール・ヌーヴォー』 美術公論社、1983年 【5】藪亨著 『近代デザイン史: ヴィクトリア朝初期からバウハウスまで 1837→1933』 丸善、2002年 その他は授業中に紹介する。
成績評価方法
平常点(出席状況+課題達成度)50% 定期試験 50%
そのほか受講者への指示/メッセージ
毎回デッサン用の鉛筆を持参すること。

更新日:02/18/2009
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