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芸術演習B

科目
芸術演習B
区分
パフォーミング・アーツ学科科目群
授業コード
5610050
開設セメスター
6S
曜日・時限
秋 火/56
単位数
2単位
担当者名
方 勝
授業の概要
テクニカル・ディレクター(舞台技術監督)の研究  
テクニカル・ディレクターは、演出の夢や理想を着実に実現できる舞台技術の匠であらねばならないが、そのためには豊かな経験、広い知見、そして飽くなき創造力が求められる。この演習では、その匠の技を支えるさまざまな舞台技術の知恵と工夫に学ぶと共に、各自が研究課題を決めて探求し、舞台創造への応用力を身につける。
到達目標
テクニカル・ディレクターに必要な舞台技術の基本を習得している。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
テクニカル・ディレクターとは 演劇創造における役割、仕事の守備範囲、必要な関連資格ほぼ毎週、授業内容に即した課題に取り組む。詳細は授業時に説明する。
第2回目
技術的な基本事項 構造計画、安全対策、強度計算、材料と加工方法、製作手順、操作方法
第3回目
舞台を組む 床を決める、床材と扱い方、平台、箱馬、二重舞台、張り出し舞台
第4回目
構成舞台の仕組み、高見、八百屋舞台、階段、開帳場
第5回目
幕を吊り込む さまざまな舞台幕、額縁と見切れ、幕の操作と仕組み、引割、絞り上げ
第6回目
さまざまな道具幕、吊り込み方法、振り落し、スクリーン、紗幕
第7回目
道具を建て込む 建込みの手順と方法、人形、支木、ベース、抜き蝶番、自立式道具
第8回目
道具を吊り込む吊物機構、吊り方の基本、ロープワーク、結索金具、玉掛け
第9回目
道具を転換するさまざまな転換方法、暗転と明転、吊物機構による転換、床機構による転換
第10回目
道具による転換、引き枠の仕組、さまざまなキャスター、すべり、田楽、あおり
第11回目
舞台の仕掛け落とす、飛ばす、崩す、消す
第12回目
歌舞伎の伝統技法
第13回目
特殊効果自然現象、雪、雨、雷、霧
第14回目
煙、火、火薬、その他の特殊効果
第15回目
授業のまとめテクニカル・ディレクターに求められるもの期末課題の発表

教科書
「舞台監督の仕事」(加藤正信著/レクラム社/¥3,675)その他、必要に応じてプリントを配布する。
参考文献
「TV・舞台装置の構造計画」(菅野起徳著/フロムライフ刊)
「エンターテイメント業界におけるリギング入門」(クリス・ビッグス著/未来社刊)
「BACKSTAGE HANDBOOK」(Paul Carter著/Broadway Press刊)
※その他についてはその都度紹介する
成績評価方法
毎週の課題50%、期末課題50%
そのほか受講者への指示/メッセージ
この授業の履修にあたっては、「劇場技術A」を修得していること。また「舞台監督」および当該セメスターのパフォーマンス系実習科目の並行履修を強く望む。
課題に必要な用具・工具は各自で用意すること。

更新日:01/19/2009
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