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西洋美術史B

科目
西洋美術史B
区分
ビジュアル・アーツ学科科目群
授業コード
5630125
開設セメスター
4S
曜日・時限
秋 金/78
単位数
2単位
担当者名
小倉 康之
授業の概要
この講義では、17世紀以降の西洋美術史を通観する。絶対王政の時代に成立したバロック・ロココ美術と市民革命以降の美術では、芸術の在り方が大きく異なっている。それはなぜか。時代背景から作品を読み解き、美術における中心的課題の変遷について考察する。
到達目標
西洋の美術は、なぜ、そしていつ、総合芸術の時代から純粋芸術の時代へと移行したのだろうか。また、アートとデザインの概念は、どのように区別されるのだろうか。この講義では様々な問題を提起し、実際の美術作品に即して考える。芸術を志す者の立場から、自分なりの答えを見つけ、美術作品を研究するための方法論を習得することを目標とする。
授業計画
テーマ
内容
学習課題
第1回目
イントロダクション 総合芸術から純粋芸術へ。美術の歴史を変えたものは何か。美術における課題の変遷について。 授業の際に配布された課題プリントを用い、復習すること。課題プリントは次回授業時に回収する。万一欠席した場合には、必ず課題プリントを手に入れ、配布プリントと参考文献を用いつつ、独力で課題に取り組むこと。不明な点があれば、翌週の授業後に質問を受け付ける。
第2回目
美術史の方法論 図像学と様式史同上
第3回目
17・18世紀の絵画 I 17世紀の絵画。マニエリスムからプロト・バロック、盛期バロックへの流れ。同上
第4回目
17・18世紀の絵画 2 後期バロック・ロココの絵画。18世紀の絵画における主題と様式について。 同上
第5回目
17・18世紀の建築・彫刻・工芸 1 イタリア・バロックの教会建築と天井画。ベルニーニの彫刻と建築、ボッロミーニの建築など。同上
第6回目
17・18世紀の建築・彫刻・工芸 2 フランスのバロック・ロココ美術。ヴェルサイユ宮殿など、ルイ14世様式から15世様式、16世様式への変遷について。同上
第7回目
19世紀の絵画と彫刻 1 19世紀前半の絵画。新古典主義とロマン主義。同上
第8回目
19世紀の絵画と彫刻 219世紀後半の絵画-写実主義から印象主義へ同上
第9回目
19世紀の絵画と彫刻 319世紀末の絵画-後期印象主義と象徴主義同上
第10回目
19世紀の絵画と彫刻 419世紀の彫刻。新古典主義、ロマン主義、写実主義。ロダンとその周辺。同上
第11回目
19世紀の建築・工芸・デザイン 1「デザイン」とは何か。ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ。同上
第12回目
19世紀の建築・工芸・デザイン 2アール・ヌーヴォー、アール・デコのデザイン。建築、工芸も含め、世紀末芸術の諸相について詳しく学ぶ。同上
第13回目
19世紀の建築・工芸・デザイン 3ユーゲントシュティールとウィーン分離派。ドイツ工作連盟からバウハウスへ。インターナショナル・スタイルについて。同上
第14回目
19世紀の建築・工芸・デザイン 4スペインの世紀末芸術。アントニ・ガウディの建築を中心に同上
第15回目
まとめ-西洋美術の特質ジャポニスム再考。異文化接触と近代の芸術同上

教科書
配布プリント(教科書指定なし)
参考文献
高階秀爾監修 『増補新装 [カラー版] 西洋美術史』 美術出版社
成績評価方法
平常点(出席状況+課題達成度)50% 定期試験50%
そのほか受講者への指示/メッセージ

更新日:02/18/2009
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